フェイエノールトのサポーターが暴徒化 スペイン広場の噴水など被害総額は約10億円

歴史的なモニュメントも被害に

 オランダ名門フェイエノールトのサポーターが、2月25日のヨーロッパリーグのアウエーASローマ戦でイタリアの首都に乗り込んだ際、市内で大暴れし、総額800万ユーロ(約10億円)の被害を出したことが明らかになった。オランダのニュースサイト「NU」が報じている。
 オランダのフーリガンは、1-2で敗れた一戦で選手にコインを投げつけ、膨らんだバナナの風船をピッチに投げ込むなどの行動に出た。試合は10分間以上中断となるなど問題化していた。
 その蛮行はスタジアムにとどまらず、古都に大きな傷跡を残した。市内のショップやレストランのオーナーは店舗の損 壊や売り上げ損出で300万ユーロの被害を訴えている。フーリガンの破壊工作により、名所であるスペイン広場のバルカッチャの噴水は108箇所も損壊が認められたという。数多くの車やバイクなども壊され、古代ローマの壁に尿をかけるなどの暴挙を行ったという。その被害総額や歴史的なモニュメントの修復費などは総額10億円にも上るという。
 フェイエノールトサポーターの一連の暴動により、クラブのみならず、オランダ政府も大きな非難を浴びている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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