“天才”小野と“タイのメッシ”が共鳴! 札幌の華麗な決勝弾を導いた名手二人の閃き

ホームで磐田に2-1と逆転勝利、今季初の2連勝

 コンサドーレ札幌は9日、J1第25節で本拠地札幌ドームに6位ジュビロ磐田を迎え、前半28分に先制点を許すものの、同40分にFW都倉賢、後半39分にFWヘイスが3試合連続となるゴールを叩き込み逆転勝利を収めた。現在14位で残留争いを繰り広げる札幌にとっては今季初の2連勝となったが、勝利を手繰り寄せたのは日本とタイが誇る名手二人が導いた、パーフェクトな崩しだった。

 前半に1点を取り合い、1-1のまま試合は終盤を迎えていた。ホームで勝ち点3を狙う札幌の四方田修平監督は後半38分、MF宮澤裕樹に代えてMF小野伸二を投入。その直後の同39分に、華麗な崩しからの決勝ゴールが生まれた。

 札幌のDF福森晃斗が敵陣左サイドでボールをキープ。相手DFのプレッシャーを受けるなか、ペナルティーエリア手前で顔を出したMF石川直樹にショートパスをつなぐ。石川はワントラップ後、すぐに後方に位置したMFチャナティップにボールを落とすと、“タイのメッシ”と呼ばれるテクニシャンは前方で左サイドに流れてくる小野を見つけるや否や、右足で鋭いくさびのパスを供給。小野がこのボールを柔らかなタッチで左サイドを駆け上がる石川の足下へ、ダイレクトで完璧につなぐと、最後は石川のグラウンダーのクロスから中央に走り込んだヘイスが右足で決めた。

 Jリーグ公式YouTubeチャンネルにこのゴールシーンが公開されると、ファンの間から「完璧な崩し」などの声が上がっていたが、その想いは当事者であるチャナティップも感じているようだ。

 

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