ミランが来季クロップ監督の招聘を画策? 伊メディアが報じる

「ミランをかつての場所に導ける存在」

 ACミランが来季の復活をかけてドルトムントの名将、ユルゲン・クロップ監督の招聘に動く可能性をイタリアサッカー専門サイト「カルチョメルカート」が報じている。

 ガゼッタ・デロ・スポルト紙など地元メディアによると、現在10位と低迷する状況に失望するミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長は次節ベローナ戦で敗れた場合、フィリッポ・インザーギ監督を解任し、アシスタントコーチのマウロ・タソッティ氏を暫定昇格させる可能性があるという。

 この状況を受け記事では、2年連続で欧州のリーグ戦出場権を逃す可能性が高いミランが救世主としてクロップ監督をリストアップしていることに言及。「ドルトムントの監督は近年の危機的状況からミランに、健全な競争力、必要な狡猾さを取り戻し、そして、かつての場所に導ける存在」とミランの首脳陣がクロップ監督を高く評価し、就任を熱望していることを伝えている。

 ミランはクロップ監督の招聘と共に移籍市場へ資金を投入し、積極的に補強に動くことになるという。クロップ監督がオファーを受け入れる場合、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン、セルビア代表DFネベン・スボティッチの愛弟子2人の加入も予想されている。

 昨季のクラレンス・セードルフ前監督に続き、今季もクラブのレジェンドを更迭する可能性がある名門。非情なテコ入れを続けるクラブのオファーをクロップ監督は受けるのか。実現すれば、現在ワールドクラスのタレントのいないミランには強力な“補強”となるだろう。

 記事では「6月には革命が行われる」とミランの刷新を予想。ドルトムントで英雄となり、日本代表MF香川真司の恩師でもあるクロップ監督が、来季ミランで日本代表MF本田圭佑を指導するという衝撃のシナリオは起こり得るのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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