マンチェスター・ユナイテッド(マンU)の北アイルランド代表DFジョニー・エバンズは、4日の敵地ニューカッスル戦で対戦相手のセネガル代表FWパピス・シセとツバの掛け合う騒ぎを起こした。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。 マンUが1-0で勝利を挙げた試合で事件は起きた。前半40分、エバンズとシセが激しく競り合うと、次第にエスカレート。エバンズが倒れているシセにツバを吐きかけると、これに激怒。つかみかかると、ツバを吐きかえした。この見苦しい争いは、テレビ画面でしっかり捉えられていたため、物議を醸している。 このツバの掛け合いは主審のアンソニー・テイラー氏の背後で展開されていたため、試合中は処分の対象とならなかった。だが、「FAの規律委員会の責任者に調査されることはほぼ間違いない」とリポートされ、今後出場停止処分などの重いペナルティーが下される可能性が高まっている。 マンUのルイス・ファン・ハール監督は「ベンチから遠すぎてツバ吐きは見なかった。即断はできないが、ジョニー・エバンズがそんなことをするなんて想像できない。なぜなら彼はとても謙虚な人間だからだ」と擁護している。 一方のニューカッスルのジョン・カーバー監督は「その出来事は見ていない。もう一回状況を見直す必要がある」と語っていた。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編 集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images