地元メディアからの厳しい声

　ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が、0-0のドローに終わった2月28日の敵地キエーボ戦後の記者会見で記者の質問に激高し、退席する一幕があった。
　地元メディアの一人は、監督会見の質疑応答の場面で、壇上の指揮官に質問というよりもスタンドのサポーターのように感情をぶつけてしまった。
「前半はひどい試合だった。いくらキエーボは難しい対戦相手といってもキエーボだ!」
　ミランは前半、苦戦を余儀なくされたのは事実だったが、「どうすればいいんだ?　君が一人で言っていることだけど」とインザーギ監督は憤然と語ると、そのま ま退席してしまった。
　ミランは昨年10月19日のベローナ戦以来、アウェーでの勝利と、リーグ戦の連勝から遠ざかっていた。この日勝利すれば2つのジンクスを打ち破れるはずだったが、ドローに終わってしまった。
　指揮官の胸中にはその無念さもあったのかもしれない。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images