ELのベスト16でロシアとウクライナのクラブの対戦を回避 UEFAが特別措置

深刻化する政情不安を考慮

 欧州サッカー連盟(UEFA)は27日、欧州リーグ(EL)ベスト16の組み合わせ抽選会で、紛争が続くロシアと、ウクライナの両国の4クラブの対戦を回避すると発表した。
 ELは、前日に決勝トーナメント初戦を終えて16強進出チームが決定した。ロシアからはディナモ・モスクワと、ゼニト・サンクトペテルスブルグが、ウクライナはディナモ・キエフと、ドニプロがそれぞれ進出を果たした。ウクライナ国内では親ロシア派の武装勢力が、ウクライナ軍との武力紛争を続け、政情不安が深刻化している。
 一触即発の両国の名門がフットボールの大会で対決することは、 危機的状況をさらに加速させるリスクも存在する。そのため、今回は、特別措置となった。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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