英古豪クラブの仰天PR戦略 スタジアムでの性行為流出動画をねつ造

話題の流出動画が自作自演だったことを認める

 英チャンピオンシップ(2部相当)の古豪チャールトン・アスレチックの本拠地「ザ・ヴァレイ」のセンターサークルでカップルが無断侵入し、性行為に及んだ動画が流出した。これが大きな騒動となったが、実はクラブ側の仕掛けた広告宣伝の一環だったことが分かったと、英地元紙「ガーディアン」が報じている。
 1946年にFAカップを優勝している古豪の聖地を汚すとんでもない動画がネットを駆け巡った。欲情したカップルがセンターサークルで事に及ぶ映像が流出し、再生回数は100万回以上となった。これが社会問題化し、クラブ側は当初「調査中 」と発表していた。
 このカップルには不法侵入の疑いが浮上していたが、チャールトン側は26日午後に“やらせ”だったことを認めた。
 クラブ側は、公式戦の行われない夏にスタジアムのピッチをファンに貸し出すサービスを予定していた。その広告宣伝用に小型カメラで自作自演の流出動画を撮影して流したというのだ。
 驚きのチームの“公式”動画に対し、クラブ幹部は「フットボールファンを笑わせようと思った」と語った。さらに、この動画に触発されたのか、「反響は絶大で若いカップルが次のホーム戦の来場者で数多く来場することがすでに確認できた」と担当者はえびす顔だったという。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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