アーセナルは25日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)16強の本拠地モナコ戦で1-3の完敗を喫した。アーセン・ベンゲル監督は試合後、大量失点を喫した守備を「自殺行為だった」と嘆いた。 ベンゲル監督は試合後、衛星放送「スカイ・スポーツ」でこう語った。 「散々な夜だけど、モナコにはおめでとうと言いたい。彼らは良い試合をして、カウンターで我々を痛めつけた。我々はどちらもひどかった。決定機はあったが、それをつかめずに、守備面で言えば自殺行為だった」 前半38分、相手のフランス代表MFジェオフリー・コンドグビアのミドルシュートがコースを変えて アーセナルゴールに突き刺さった。先制点を奪われたガナーズだが、フランス代表FWオリビエ・ジルーは2度の決定機を外す間に、後半8分、相手のブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフに追加点を奪われた。前がかりになっては、カウンターを食らう悪循環の繰り返しで大量失点。指揮官の眼には、それが自殺行為に映ったようだ。 戦前のアーセナル有利という予想に反し、ホームで1-3の完敗を喫した。 「我々の使命は大変なものになった。3点目で状況は厳しくなったが、どう巻き返せるか見てみよう。非常に、非常に落胆している。CLの結果はその日のパフォーマンス次第。90分間必要なレベルでプレーできなければ、相手もクオリティーが高い。代償を払うことになる」 知将はこの試合 結果に深く嘆息した。プレミアリーグ3位に浮上するなど好調を維持してきたガナーズだが、決勝トーナメント初戦敗退危機に直面している。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images