痛恨の2点献上「僕がやっていいミスじゃない」 吐露した猛省と”覚悟”「今日だけは重く受け止める」

岡山DF立田悠悟が失点シーンについて言及した
ファジアーノ岡山は10月31日、J1リーグ第13節でFC東京と対戦し、0-4の大敗を喫した。この一戦でミスにより1、2失点目を献上してしまった岡山DF立田悠悟は、「僕がやっていいミスじゃないです」と肩を落とした。
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立田の言葉には悔恨の念が滲んでいた。ホームに好調のFC東京を迎えた一戦の序盤、互いに球際で激しいバトルが繰り広げられ、一進一退の攻防が続いた。そして前半終了間際には御厨主審が負傷し、第4審の大坪博和レフェリーと交代するアクシデントが発生し、0-0で折り返すかと思われたが、試合が動く。
前半アディショナルタイムの3分が過ぎた時、敵のFKからダイレクトで前線にふわりと放り込まれると、ボールの落下地点に立田が入った。立田はヘディングを試みるも、ボールは自陣ゴール方向に飛んでしまい、これをFW仲川輝人に流し込まれて先制点を奪われた。
ミックスゾーンに姿を現した立田はうつむきながら、「ひとつ完敗っていうのと、僕個人として、僕がやっていいミスじゃないです」と絞り出すよう低いトーンで口を開いた。
さらに0-1で折り返した立ち上がりには、相手の鋭い縦パスの処理を誤り後ろに逸らしてしまうと、再び仲川に抜け出され2点目を献上してしまった。
「判断のところのミスだとは思いますけど、1失点目に関しても2失点目に関しても、自分がやっていいミスではないので。そこは重く受け止めなきゃいけないかなと思います」
痛恨だった前半終了間際の1失点目、そして後半開始早々の2失点目。一瞬の判断の迷いとわずかな隙。その綻びで招いた失点の事実を、誰よりも立田本人が重く受け止めていた。
ただ、この試合で立田個人だけでなく、チーム全体としても緩さは出た。2点のビハインドを背負った後半、ベンチは前線の選手を次々と投入して反撃の姿勢を見せた。しかし、前がかりになった隙を突かれ、広大な背後のスペースを使われて何度もピンチを招くと、3点目、4点目を献上した。
自らが前に釣り出され、その背後に縦パスを通された3失点目の場面を振り返りながら、「前に行くのはしょうがないとして、戻れないっていうのはチームとしてどうなのかなっていうのは、失点のところだけじゃなく、相手の方がトランジション高くやっていたと思いますし。僕たちが試合に向けて掲げている、『5秒の切り替え』というところはやっぱり相手の方がかなり勝ってたいと思うんで、そういったところで上回られると、僕らは難しい試合になることは多いかなと思います」と、立田はチーム全体の守備意識と強度に対してシビアな視線を向けた。
日頃から徹底を期している「5秒以内のボール奪還」という共通原則。攻守の切り替えの鋭さで泥臭く主導権を握るはずの岡山が、その土俵でFC東京に遅れをとってしまった。チームの基盤そのものを揺るがされたことが、この敗戦の痛烈さを物語っていた。
これでチームは2連敗。終始肩を落としていた立田は「今日の失点、負けについてはとにかく自分個人としては、重く受け止めなきゃいけないと。今日だけは本当に重く受け止めて、次の練習から切り替えて、次のマリノス戦に向けてやれればいいかなと思います」と自身のミスから決して目を逸らさなかった。
それでも下を向いている猶予はない。「自分が真ん中で守備を中心となってやっているっていう状況で、自分が崩れると苦しくなるのは自分でも分かっているし、自分としては次またチャンスをもらえるのであれば、プレーで見せたい、取り返したいっていう気持ちはありますし、自分が魅せなきゃいけないな」と、最後は前を向いた。
自分のミスだけでなく、チームが戦う集団であり続けるための課題に言及した28歳のディフェンスリーダー。痛みを一身に背負い込んだ立田が、次のピッチでどんなプレーを見せるのか。真価が問われるアウェー・横浜F・マリノス戦へ、背番号48は再び顔を上げる。




















