先輩から「もう何してもいいぞ!」 急成長の19歳…巡ってきたチャンス「全然通用するな」

鈴木楓がトップチームで急成長中
FC東京のDF鈴木楓がトップチームで大きな一歩を踏み出した。10月7日に行われた天皇杯3回戦の湘南ベルマーレ戦で先発出場すると、14日にはルヴァンカップ3回戦の水戸ホーリーホック戦にも先発出場。試合に絡みながら成長のスピードを加速させている。
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チャンスが巡ってきた。DF橋本健人、DF長友佑都、DF室屋成のサイドバック陣が相次ぐ負傷により戦線離脱。そこで本職がセンターバックながら守備でのユーティリティ差を持つ鈴木に白羽の矢が立った。「やっぱり難しい」と慣れないポジションでも、「守備のところでは大きくやられてはいない」と手応えを感じる日々を過ごす。
「自分の特徴であるキックで配給するというところは、所々では出していけているんで、そこは1個、自分として成長してきている部分かなと思います。やっぱりまだ攻撃のサイドでの崩しの部分だったり、作りの部分でつながりのところは、カシーフくん(バングーナガンデ佳史扶)とか成くん(室屋成)と比べるとまだまだだと思うので、そこはまだ自分がここから伸ばしていかなきゃいけないところかなと思っています」
先輩たちの支えも大きかった。中学時代から背中を追ってきたDF森重真人からは「左サイドだからといって左で持たなくても、右足で自分のオリジナルでやっていいと思うよ」と声をかけられ、自分らしさを再認識。同じポジションのDFバングーナガンデ佳史扶だけでなく、MF佐藤恵允やMF高宇洋、MF常盤亨太も鈴木を声で支えた。MF安斎颯馬からは「もう何してもいいぞ!」と背中を押され、相手に飲まれることなく、自分のプレーを貫くことができた。松橋力蔵監督も「いつも通り。練習でやっていることをそのまま出せ」と鈴木を送り出した。
右利きながら、左足でも利き足のように配球できるのが鈴木の特徴。キックの部分では自分の力を十分に発揮し、攻撃に絡む回数も増えてきた。守備だけでなく、攻撃面でも高いレベルを求められる環境で、選手として高みを目指す。
「通用する部分というのはしっかりありましたし、それは最初に言ったキックだったり、自分の守備のところは全然通用するなと思ったので。あとはそこの精度と、周りとのコミュニケーション、連携を深めていければ、もっと試合に絡めると思いますし、リーグ戦もコンスタントに入れると思うので、そこはしっかり自信を持ちつつ、より高みを目指していきたいなと思います」
17日は東京ヴェルディとの“東京ダービー”。「自分でこれをどう掴むかは自分次第だと思うので、本当に明日、出るか出ないかは分からないですけど、出たら結果で示して、東京が勝つことだけにベクトルを向けていきたい」。いつもとはすこし違った一戦でも、チャンスを掴みにいく。
(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)























