英移籍の日本人が“衝撃ゴラッソ” 相手GK一歩も動けず…2つの動きを代表OBが絶賛「屈指の能力」

【専門家の目|太田宏介】旗手怜央の英移籍後初ゴール
イングランド2部バーンリーの元日本代表MF旗手怜央は現地時間10月10日、リーグ戦第9節ワトフォード戦に先発出場すると1ゴール1アシストを記録し、4-0の勝利に大きく貢献した。なかでも、移籍後初ゴールとなった得点はGKが一歩も動けなかったゴラッソ。このゴールについて日本代表OBの太田宏介氏は、2つの大きなポイントを挙げたうえで「イメージ通りだったんじゃないか」と指摘している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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待望の瞬間は前半25分に訪れた。相手ボックス内まで攻め上がったDFルーカス・ピレスがシュートを放ち一度は相手選手にスライディングで防がれるも、こぼれ球を拾うと後方からサポートに来ていた旗手にパス。旗手はワントラップすると、リラックスした体勢から冷静に右ファーサイドを打ち抜いた。
ブロックに来た相手を嘲笑い、GKが一歩も動けなかった完璧なゴール。この一撃が生まれた要因として、太田氏がまず挙げたのが「身体の開き方」だ。
「このシーンに関しては身体を少しファーに流した(開いた)ことで、旗手選手としては相手がブロックしてきた時に股の間を狙う、切り返して左足に持ち替えるといった選択肢も持つことができたため、相手守備者としてはキーパーが止めやすいように上手くシュートコースを限定することが難しくなりました」
次にポイントとして指摘したのが、ファーストタッチだ。右足でボールをトラップしたと同時に一歩分身体をうしろに下げる動きをしたことで、「シュートの角度をうまく作ることができた」と太田氏は説明。「今回のシュートは、ボールをもらう前に頭の中で描いたイメージ通りだったのではないか」と推察した。
そんなビューティフル弾やアシスト、この試合でのハードワークを受けて、「いい時の旗手怜央が戻ってきた」と絶賛。今後の日本代表への復帰に太鼓判を押す。
「旗手選手はフィジカル的にも強くタフに戦え、守備だけでなく攻撃でもしっかり成果を出せる。日本屈指のマルチな能力の選手です。今後アジアカップに向けて怪我人が相次ぐ恐れもありますから、『じゃあ誰がいるの?』ってなった時にチームに必ず置いておきたいピースの1人になると思います。年齢も28歳とまだいい時期にありますから」
イングランド移籍後、ここに来て数字が積み重なってきた旗手怜央。調子を維持して日本代表の11月シリーズ、そしてアジア杯のメンバーへ食い込んでいけるか注目が集まる。

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。























