浦和監督「反省しなければいけない」 メンバー完全入れ替え、底上げに手応え「証明できている」

浦和は天皇杯3回戦でRB大宮に勝利
浦和レッズは10月7日の天皇杯3回戦で、公式戦9年ぶりの「さいたまダービー」となったRB大宮アルディージャ戦を3-2で勝利した。試合運びに課題を残しつつも、9月29日のルヴァンカップ2回戦カターレ富山戦からスタメンを完全に入れ替えたゲームの勝利に、曺貴裁監督は「いろいろな選手、いろいろな場所から得点できることは、現在の自分たちの強み」と話した。
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インターナショナル・マッチウィークによるJ1の中断期間に行われる2つのカップ戦で、浦和は富山戦と大宮戦でスタメン11人全員を入れ替えて臨んだ。MFサミュエル・グスタフソンが今季初スタメンのピッチに立ち、DFダニーロ・ボザも負傷から復帰。前半から背後を取る動きが際立ち、チャンスを作った。
そうした中で後半15分にMF笹修大がコーナーキックから先制ゴール。今季の浦和加入から初ゴールで、キッカーのMF渡邊凌磨と「今週を含め、練習では常にあそこを狙うと言っていました」というドンピシャのヘディングシュートを決めた。また、3分後には背後を突いた攻撃でFWオナイウ阿道のラストパスをFW肥田野蓮治が蹴り込んだ。2分後に2-1とされたものの、後半34分には渡邊が背後に出したパスに抜け出したオナイウが決めて3得点。再び1点差とされたものの、3-2で勝利した。
試合後の曺監督は「2-0にした後の失点、3-1にした後の失点については、反省しなければいけないところがあります」と話し、「さらに強くなるためには、少なくとも3-1、4-1で終わらせるような戦い方を選択できなければいけません。そうでなければ、リーグ戦の上位に残ることは難しいとも感じました」と、このゲームでの課題に触れた。
一方で「4点、5点を取れるような攻撃を、今日出場したメンバーで見せられたことは、チーム全体が一つ前へ進んだ一日になったと思います」として、ミーティングではUEFAネーションズリーグなどでのゴールシーンの映像を選手たちと共有し、「最後には必ず相手の背後を突く強い動きがあります。ワールドカップを戦った国々も大切にしているものだと、あらためて認識しました」と、その攻撃意識に触れた。
そしてスタメンを完全に入れ替えたゲームでの戦いについて、指揮官は「今季は、自分たちが得点を取れることを証明できていると思います。いろいろな選手、いろいろな場所から得点できることは、現在の自分たちの強みです。順番に選手を起用しているわけではありません。そもそも登録している人数が、それほど多いわけでもありません。今日出場しなかった選手も含め、全員がこのサッカーへアジャストして取り組まなければ、今季のリーグ戦で上位へ進出することも、天皇杯などで上へ勝ち進むことも望めないと思っています」と、振り返った。
浦和はリーグ戦8試合で16得点を挙げ、2つのカップ戦では3試合で合計9得点を挙げた。公式戦11試合で25得点は大きな武器になっていると言えるだろう。もちろん、リーグワーストタイの18失点も含め、その11試合で22失点という数字は大きな課題として残るものの、近年にない得点力を見せるチームが今後どのような進化をするのか注目される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

















