森保Jが激変した6→20「何かが起こる」 中3日で手腕発揮…指揮官も絶賛の“名波ミーティング”

日本代表の名波浩コーチ【写真:増田美咲】
日本代表の名波浩コーチ【写真:増田美咲】

ニュージーランド戦では20本ものシュートを放った

 日本代表は10月5日、東京・国立競技場で行われるキリンカップ2026決勝で、ニュージーランドを2-1で下し、優勝を飾った。スコアこそ1点差だったが、20本のシュートを浴びせるなど、これまでの3試合よりも攻撃的な姿勢が目立った森保ジャパン。その裏にはあるミーティングの存在があった。

【PR】日本人選手の活躍を毎節無料で!ABEMAでブンデスリーガ放送中!

 開始48秒、キャプテンが左足で放った強烈なシュートが、始まりの合図だった。前半だけで7本放つと、後半は実に13本ものシュートを相手に浴びせた。森保一監督は「引いた相手をどう崩すかという所で、綺麗に崩すことはチームで持ちながらも、ラフにボールを運んだり、ミドルシュートを含めてゴールを狙っていく部分を出してくれた。選手たちが意識してシュートチャンスでは振り抜くという部分を出してくれたかなと思います」と選手たちをたたえた。

 これまでの3試合、結果こそ出ていたが、シュート数は全て一桁だった。9月24日に3-1で勝利したウルグアイ戦では8本、同28日に2-1で勝利したベネズエラ戦(2-1)では9本、そして10月1日に0-0からのPK戦の末に勝利したエクアドル戦はわずか6本に終わっていた。

 そこで決勝のニュージーランド戦を迎えるにあたり、オープンプレーの攻撃を担当する名波浩コーチがミーティングである“映像”を見せたという。その映像とは北中米ワールドカップで勝ち上がったチームのシュートシーンを集めたプレー集。前日に取材に応じたMF鎌田大地が「世界のトップオブトップの選手たちがどういうタイミングで崩したり、シュートを打っているのかを見せられた。まだ選手としての差はあると思うし、メンタリティー的な所もあると思うので、名波さんから指摘されてみんなで意識しやすくなった」と言っていた通り、チームでシュートへの意識を高めてこの試合に臨んでいた。

 その効果が表れたのか、日本は序盤から積極的にシュートを試みた。4バックになったことで普段より高い位置を取れるようになった堂安がチーム最多の5本を放てば、2列目の左に入った前田大然も、エースの上田綺世と並ぶ4本のシュートを放った。多くのシュートチャンスを作り出した久保は「打っていこうという話はみんなでしていました。綺麗に崩しきれなくても、何かが起こるかもしれないですし。実際何回かGKがこぼしたりもしていたので」と振り返った。

 今回の9月・10月シリーズでは約2週間で4試合をこなさなければならない過密日程のため、必然と練習する時間は少なくなる。そんな厳しい条件の中、エクアドル戦から中3日でチームを激変させた名波コーチの“手腕”について指揮官は「名波コーチが提示をしてくれて、W杯基準でどういうプレーが必要になるかを見せてくれた。コーチングで選手たちを後押ししてくれて、シュートの意識も間違いなく高まったかなと思います」と絶賛した。

 引いた相手を崩す攻略法は、来年1月に開幕するアジアカップで優勝するためには必要不可欠。キリンカップのタイトルと共に、攻撃的な姿勢を取り戻した。

(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング