9年ぶりの宿敵激突に「絶対に負けられない」 熱狂ダービーへ…浦和監督の覚悟「ドイツのような空気を」

浦和の曺貴裁監督【写真:徳原隆元】
浦和の曺貴裁監督【写真:徳原隆元】

浦和の曺貴裁監督が会見

 浦和レッズの曺貴裁監督は、10月5日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。2日後に迎えるRB大宮アルディージャと約9年ぶりの「さいたまダービー」が組まれた天皇杯3回戦について「個人的にすごく楽しみにしていますし、選手たちも同じ気持ちではないか」と話した。

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 浦和はJ1の序盤8試合を4勝4敗で終え、9月29日のルヴァンカップ2回戦ではカターレ富山に3-2で勝利した。J2勢とのアウェーゲームで苦戦したが、そこから約1週間が空く。インターナショナル・マッチウィークに行われるカップ戦2試合を踏まえ、指揮官は「この空いた期間を使い、リーグ戦8試合で出た自分たちの強みと、さらに上積みしなければいけないところを整理しながら練習してきました。自分で言うのも何ですけど、いつも以上に内容の濃い練習やミーティングを積み重ねられていると思います」と話している。

 富山戦では、直近のリーグ戦となった東京ヴェルディ戦と全く同じスタメンがピッチに立った。しかし、この大宮戦は中2日でリーグ戦のFC東京戦が控え、ルヴァンカップの3回戦、勝ち上がった時の4回戦も踏まえると、8連戦になり得るゲームの初戦となる。

 過密日程のスタートに向け曺監督は「前半戦で最も大きな山になる月だと思っています。ただ、自分は就任してまだ3カ月しかたっていません。天皇杯であろうとルヴァンカップであろうと、リーグ戦であろうと、その試合に全力を尽くし、試合を通じて一歩ずつ成長していくというスタイル、スタンスしか取りようがないのが現実です。全ての試合が、良い意味で次につながらなければいけないと思っています。まずはこの試合に勝つため、そして中2日のFC東京戦へさらに強いチームとして臨めることを前提に、メンバーを組まなければいけない」と、話した。

 浦和と大宮のダービーは、さいたま市として合併される前に旧浦和市と旧大宮市として地域同士が張り合ってきた関係を背景に持ち、日本でも有数の「ダービーらしいダービー」と言えるだろう。大宮がJ1から降格となった2017年以来の激突となる一戦に向け、浦和を率いる指揮官は「チケットが発売後すぐに完売したと聞いています。それくらいサッカー熱の高いさいたまという街に、Jリーグのチームが二つあり、ファン、サポーターの皆さんから非常に注目される試合です」と話す。

 そのうえで「今回は彼らのホームゲームへ乗り込む形になりますが、絶対に負けられない戦いになると思います。ダービーということもありますが、両チームが志向するサッカーには、少し似たものがあると思います。大宮のことを全て知っているわけではありませんけど、リーグ戦8試合で対戦した相手と比べても、ヨーロッパ、特にドイツで行われる一試合のような空気を感じながら臨むことになると思います」と、その試合を見通した。

 曺監督は浦和でプレーした現役時代、駒場スタジアムが改修中だった時期にNack5スタジアム(大宮公園サッカー場)をホームとして戦ったことがある。その記憶から「今、ふと思い出しましたが、あまり負けた記憶がないですね」として、サッカー専用スタジアムで受けたサポーターの作り出す雰囲気や相性の良さを話した。

 そうした点もあり「ダービーの雰囲気を自分たちで感じながら、どちらが試合へスイッチを入れられるか。それが勝負の肝だと思います」として、「個人的にすごく楽しみにしていますし、選手たちも同じ気持ちではないかと思います」と、試合へ向けての思いを話していた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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