鈴木彩艶「相手を狂わせようかなと」 PK戦で駆け引き…堂安律も大絶賛「世界一になる」

完璧なPKストップを見せた鈴木彩艶【写真:徳原隆元】
完璧なPKストップを見せた鈴木彩艶【写真:徳原隆元】

PK戦で相手のコースを読み切る完璧なセーブを見せた

 森保一監督率いるサッカー日本代表は10月1日、国際親善大会キリンカップの初戦で南米の強豪エクアドル代表と対戦。0-0で90分を終えるも、PK戦の末に勝利した。PK戦で相手のコースを読み切った完璧なセーブを見せたGK鈴木彩艶(アストン・ビラ)は、「キーパーとしてはやっぱり、ゴールを守るってことは常に僕の中では1番の優先順位なので、そこを発揮できたのは良かった」と振り返った。

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 90分間を通してセーブシーンは限られたものの、攻撃面でも存在感を放った。相手がマンツーマン気味でタイトにマークしてくるなか、鈴木がボールを保持してビルドアップの起点に。空いたスペースを見極め、前線へパスを供給し、「僕から繋ぎきってチャンスを作れたシーンもありましたし、逆にトライしてるから何回かボールを失ってしまうシーンもあったんですけど、そこは割り切ってプレーしている」と、攻撃に関わる回数が多かったことをポジティブに捉えた。

 スタンドからは、プレミアリーグでも見せるロングキックに対して大きな歓声が沸き起こった。ミスになった場面でもどよめきが起きるほど、ファンからの期待は高まっている。「観客、ファンの皆さんもチャンスが生まれるってことを認識してくれることで、僕としてはやりやすい雰囲気になってきた」と充実感。一方で、過度なプレッシャーは感じていない。「自分からやろうやろうみたいな感覚はない。ゲームでその自分のキックを発揮できない場面があっても別に何とも思ってない」と、冷静なだった。

 迎えたPK戦では、これまでの準備と駆け引きが光った。キッカーにボールを手渡して「相手のリズムを狂わせようかなと」とプレッシャーを与え、キックの瞬間は「先に動くことを意識してたので、相手の特徴を見ながら」とコースを読み切った。「ワールドカップだけでなくして、分析であったりとか相手チームの特徴を読むところっていうのは、毎ゲーム続けている」と、日頃からの緻密なスカウティングと想定が実を結んだ形だ。

 キャプテンのMF堂安律も「圧がすごいですよね。デカいというのもありますし」と身体の大きさから滲み出る存在感について触れながら、「これからどんどん経験を積んでいけば、間違いなく世界一のキーパーになると思うんで、頼もしいキーパーが出てきてくれて僕らは嬉しいです」と大絶賛をした。

 練習と異なる実戦的な緊迫感のなかで結果を残したことは、大きな収穫となった。「なかなか練習と試合では雰囲気が違う。しっかりとした試合でPK戦を迎えられたというところは、僕としてもいいイメージで挑めましたし、勝つというしっかりとしたイメージを持って次に迎えられることはいいこと」と手応えを口にした。今後のアジアカップなどを見据え、「PK戦だけでなく、ゲーム中のPKだったりというところも臨機応変にしっかり対応できれば」と語り、さらなる高みへ視線を向けた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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