北朝鮮戦の開始1分で走った緊張感「ラフプレーもあったけど」 劣勢の展開は「不本意だった」

大関友翔が北朝鮮戦を振り返った
大岩剛監督率いるU-21日本代表は9月26日、アジア競技大会の準々決勝でU-23北朝鮮代表と対戦し、1-0で勝利した。試合後にMF大関友翔(川崎フロンターレ)が「前半は特に苦しめられました」と試合を振り返った。
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開始1分も経たないうちから緊張感が走った。大関が右サイドのスローインからボールを受けようとしたところでMFキム・グクボムと接触しピッチに転倒。その後も何度かやり合う場面があるなど、試合序盤から接触プレーが増えていった。
大関自身、北朝鮮との対戦で「怖さはなかった」と明かしたが、プレーの面で「しっかりと力のあるチーム」と高い能力を実感。「思った以上にプレーの質が高くて、ボールを握られてしまう時間が長かったのは不本意だった」と受け身になったことを認めた。
「もっとボールを持ちたかったですし、少し相手の圧を受けてしまった。少し引いちゃう部分もありましたし、ライン設定が低かったり、ボールに行けなかったりっていうので前半は特に苦しめられましたし、後半も相手が圧力を持ってきた中でなかなか押し返せない時間が多かったので、そこは自分たち、僕も含めて実力不足だなと思いました」
個人としても、インサイドハーフの役割として、「もう少し自分のところでボールを収めたかった」と受け止めながら、「思ったより質が高くて、本当に力があって馬力があってっていうので、少し自分たちが構えてしまった部分もあったので、そこはもっと反省しなきゃいけないなと思ってます」と試合の進め方について課題感を語った。
それでもFWンワディケウチェブライアン世雄のゴールを守り切って1-0で勝利。前半はシュート数が2にとどまったが後半は連係からの攻撃も増え、最終的には10本のシュートを放った。課題も感じながら、準決勝以降の糧にしていく。
「相手が点を取りに来るのと、前の選手がちょっと戻れなくなってきて、後半の中盤でスペースが空いてオープンな展開に少しなったので、そこで僕が中に入っていくっていうのはイメージ持ってました。ただもう少し味方との連携のところと、僕のプレーの質っていうのを上げなければ得点にはつながらないっていうのは思ったので、そこはもう一個課題かなと思います」
北朝鮮とは2023年のアジア大会で起きた騒動や、U-17ワールドカップでのグーパンチなど因縁深い対決でもあった。世間が注目するほど、選手たちの間で特別な感情は少なく、「自分たちにフォーカス」して挑んだ一戦だったという。
「僕は別に政治とか分からないですけど、そんなに。一選手としては、なかなかやる機会のないチームですし、相手のプレーに対する気持ちだったりっていうのが、他の国と少し違うなっていうのは感じたので、僕のサッカー人生においてすごくいい経験になったなと思います。
特別な意識はしていなかったし、一チームとして戦えた。剛さんも言ってましたけど、プレッシャーだったり世間の声だったりっていうよりかは、自分たちにフォーカスして、他の相手と変わらずしっかり勝つというのを意識してやりました」
試合後には北朝鮮の選手が整列、握手をボイコットするなど後味の悪い部分もあった一戦だが、選手たちにとってはアジア大会で優勝するために必要な勝利になった。
「タフな試合に勝てたので、すごくチームの雰囲気も良くなりましたし自信に繋がったと思います。ただ課題はありますし、ウズベキスタンもまた北朝鮮と違う強みを持った力のあるチームなのでしっかり勝てるように。移動もありますけど、もう一度チーム一丸となってやりたいなと思います」
アジア大会での優勝だけでなく、2028年のロス五輪で金メダルを首にかけることを逆算しながら、大関は前だけを見て進んでいく。
(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)


















