8年前を彷彿の「ギラギラ」 森保Jの新兵器…時を経て復活した“三銃士級”底上げ「狙っているなと」

松木玖生&塩貝健人が躍動して南米強豪を撃破
森保一監督率いる日本代表は9月24日、宮城スタジアムで行われた北中米ワールドカップ(W杯)後初めての試合となるウルグアイ代表戦で3-1の勝利を挙げた。第3次森保ジャパンの初陣はA代表デビュー戦で初先発に抜擢された23歳のMF松木玖生と、W杯で悔しさを経験した21歳のFW塩貝健人がゴール。第1期立ち上げ当初の“三銃士”を彷彿とさせる「ギラギラ」を表現した2人が新章の幕開けにふさわしい活躍を見せた。
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驚くほど冷静だった。右ウイングバックで先発出場した松木がデビュー戦で早速見せた。前半11分、右サイドでボール受けた松木はゴールに向かってドリブル。カットインから左足を振り抜くと、グラウンダーの鋭いシュートはゴール左隅に突き刺さり、先制点をもたらした。3期目の森保ジャパン“1号”。名刺がわりの一撃を積極的な仕掛けから南米の強豪・ウルグアイ相手に決めた。
「サイドチェンジがあって『どこかで自分で仕掛けたいな』と思っていた。カットインしたときにシュートのイメージがあったんで、これはサウサンプトンで毎日練習してることが試合で結びついて良かったなと思います」
もう1人、黙っていない男がいた。前半に1点を返されて同点の後半38分から塩貝が途中出場。決意は並々ならぬものだった。2度自身で突破を試みるも失敗。だが、後半アディショナルタイムにMF伊東純也からのパスをFW上田綺世に落とし、ワンツーで抜け出して右足で流し込んだ。3度目の正直。結果で自らの価値を見せつけた。
「点の前の2回、僕が受けたシーンでもっと簡単にやれる部分もあったと思う。そこは本当に、試合に出続けるためにはああいうところは改善していかなきゃいけないポイント。名波さん、長谷部さんからも『もっとシンプルにやってもいいんじゃないの』と指示をもらったし、選手の中でも言われた。やっぱり『点が、点が』となるとボールしか見えなくなる。実際にあのシーンで外が見えていなかった。そこは僕の改善できるところ。このゴールだけで満足せずに、また違った部分を見せられたら」
塩貝は途中出場で4試合目の出場だが、デビュー戦だった3月のスコットランド戦で即アシストをマーク。松木も初招集ながら即先発で躍動した。2人の活躍は2018年、森保ジャパン立ち上げ当初に“三銃士”と呼ばれた堂安律・南野拓実・中島翔哉が並んだ2列目の勢いを彷彿とさせる。若手の“ギラギラ”はチームを乗らせるだけでなく、常連勢の刺激にもなる。森保ジャパンの一員としての役割に指揮官も頷いた。
「若い、経験の浅い選手たちが経験をして、さらに成長してくれる機会になったらうれしい。W杯ではなかなか出場できなかった(鈴木)唯人や、最後に決めた(塩貝)健人であったり、本当に若い選手が常にギラギラして、自分たち(常連組)のポジションを狙っているな、と。底上げをしてきているな、と多くの選手が感じながら。いい刺激、切磋琢磨して、選手の成長、そして日本サッカーの成長が得られるような戦いを見せてくれた」
課題も多く残った。コンディションも万全ではなかった。それでも結果を求め、W杯の敗戦から再スタートを切った。まずは来年1月のアジアカップに向かって。若手、中堅の力を結集しながら突き進んでいく。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)





















