公式謝罪と審判処分のダービー「理解できない」 続く余波…VARの歴史的誤審に代表OBたちも怒り「不可解だ」

ハーランドのゴールのオフサイド判定を巡り大騒動が勃発
イングランド・プレミアリーグの「マンチェスター・ダービー」で生まれたアーリング・ブラウト・ハーランドの決勝ゴールを巡り、大きな騒動が巻き起こっている。審判機関が公式に判断ミスを認めて謝罪し、担当審判が処分される事態にまで発展した。
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事の発端は現地時間2026年9月13日、オールド・トラッフォードで行われたマンチェスター・ユナイテッド対マンチェスター・シティの試合の後半15分に、シティのハーランドが決めたゴール。このゴールは当初、オンフィールドでオフサイドと判定されていた。しかし、VARによる確認の結果、ユナイテッドのパトリック・ドルグの足が残っていたため、ハーランド自身はオンサイドだったと判定され、ゴールが認められた。このゴールにより、10人になっていたシティが1-0で勝利を収めた。
問題となったのは、最前線にいたシティのエンソ・フェルナンデスの動きである。フェルナンデスはオフサイドポジションにいたにもかかわらず、ボールに向かってプレーしようとし、ユナイテッドのDFリサンドロ・マルティネスやGKセンネ・ラメンスに影響を与えていた。VAR担当のマット・ドノヒューは、「フェルナンデスがボールに直接触れていない」という理由でゴールを認めた。しかし、競技規則では、オフサイドポジションにいる選手がボールをプレーしようとして相手競技者に影響を与えた場合は反則となる。
英紙「デイリー・メール」では、試合後に審判機関であるPro Ref(旧PGMOL)は、このVAR判定が「判断ミス」であったことを認め、マンチェスター・ユナイテッドに謝罪した。責任者のハワード・ウェブは、VARがフェルナンデスのポジションによる影響を認識せず、オンフィールドレビューを推奨しなかったと説明したと報じた。
さらに同紙はこの事態を受け、VARを担当したマット・ドノヒューと、アシスタントのブレイク・アントロブスの両名は、直近の週末の試合担当から外される処分を受けた。さらに、少なくともインターナショナルブレイク明けまで試合を担当せず、当面の間はユナイテッドの試合担当からも外される見込みであることも伝えている。
ホームで勝ち点3を失ったユナイテッド側は、この不可解な判定に激怒している。マイケル・キャリック監督は「本当に理解できない」と判定基準を痛烈に批判した。「VARの背後にあれだけ多くの人や画面を配置しているのに」とシステムへの不満を漏らし、「ゴールから6ヤードの位置でボールに飛び込み、ほぼ触れそうになっていた選手がプレーに関与していないと解釈されるなら、非常に心配だ」と述べている。
また、リサンドロ・マルティネスもこの判定を「不当」だと非難した。「フェルナンデスが私の目の前にいて、私は彼に向かっていった。だからハーランドがフリーになった」と状況を説明し、「毎年1時間半もルールの説明を受けに来るのに、このようなミスが起こるのは受け入れられない」と怒りを露わにした。
こうした当事者たちの怒りや戸惑いは、メディアで試合を見守っていた元選手や解説者たちも同様である。「デイリー・メール」紙によると、元イングランド代表のウェイン・ルーニーは、VARの判定を「恐ろしい」と酷評し、「少しでもサッカーをプレーしたことがある人間なら、フェルナンデスがオフサイドポジションにいたことはわかる」「ここまで間違えるなんて不可解だ」と呆れ返った。元マンチェスター・シティのジョー・ハートも、「彼がプレーに影響を与えなかったという判定に至ったことが絶対に信じられない」と判定に驚愕している。
さらに、元選手のジェイ・ボスロイドはSky Sportsの番組内で、Pro Refのハワード・ウェブに対して「この番組に生出演して直接説明してほしい」と要求し、激しい言葉で非難を展開した。審判が「集中力を欠いた」という擁護に対しても、「彼らはプレッシャーのない部屋にいるのだから受け入れられない」と猛反発している。こうしたメディア上での容赦ない批判は、SNS等で多くのファンから支持を集め、騒動の火に油を注ぐ形となっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)






















