逸材19歳が秘める「遊び心」 イメージはブラジル名手…ライバルとの対戦に闘志「勝った顔はもう見たくない」

U-20女子W杯決勝トーナメント1回戦で北朝鮮と激突
ヤングなでしこの愛称で知られるU-20女子日本代表は、ポーランドで開催中のU-20女子ワールドカップ(W杯)でグループリーグを突破。現地時間9月17日に行われる決勝トーナメント初戦の北朝鮮戦に向け、MF眞城美春は試合前に元ブラジル代表ロナウジーニョ氏の映像を試合前に見ると笑顔を見せた一方、以前に負けた経験を踏まえ「北朝鮮の勝った顔はもう見たくない」と闘志を燃やしている。
【注目】ワールドカップ優勝は「想いだけではできない」 日本サッカー協会が“仲間”を募集…「JFA PARTNERSHIP PROJECT for DREAM」はこちら
ニュージーランド、アメリカ、イタリアと同組になった日本は、初戦のニュージーランド戦にギリギリの戦いになるも2-1で競り勝った。続くアメリカ戦は2回のビハインドを跳ね返して2-2で引き分け、イタリア戦も先制を許しながら1-1に追いついて1勝2分の勝ち点5で2位通過。16強が出揃った決勝トーナメント初戦の相手は北朝鮮に決まった。
世代エース級と期待される眞城はすでに年齢制限のないフル代表(なでしこジャパン)への招集歴もある19歳。所属の日テレ・東京ヴェルディベレーザでは主力として、WEリーグにもコンスタントに出場。2024-25シーズンはベストヤングプレーヤー賞と優秀選手賞に輝いている。
その眞城は今大会で主に左サイドハーフで起用されている。そして「左サイドでプレーするとなった時には、試合前にロナウジーニョのプレーを見ています。そのイメージを持って試合に臨み、結構いい感じにできているんじゃないかなと思っています」と話した。
アメリカ戦の後半、左サイドでパスを受けた眞城は小刻みなステップを踏みながら相手を引き付けると、背後のスペースに抜け出したFW田子夏海にヒールパスを通した。まさにこのプレーは、日本でも「ロナウジーニョのようなプレー」と話題になった。
元ブラジル代表で世界的な名手のプレーについて「Youtubeでプレー集などを見ていたような記憶があります」と世代を感じさせる言葉を残しながら、「見ていて笑ってしまうくらい相手をだますというか、遊び心があるところがすごく好きです。その遊び心は、自分がやりたいプレーと重なる部分があるので、好きですね」と笑顔を見せた。
この世代の日本チームは、W杯に向けたアジア予選にあたる大会の決勝で北朝鮮と対戦して1-0で勝利しているが、眞城はその大会を負傷欠場していた。一方で、U-17年代での対戦して敗れた経験があるだけに「スピードやうまさの面ですごく差を感じました。その差をこの数年間でどれだけ埋められたか」と話す。
そのうえで眞城は「北朝鮮の勝った顔はもう見たくないので。どのチームよりも勝ちたいと思っています」と、個人的なリベンジに向けた闘志を燃やす。決戦の相手は、この世代のW杯で歴代最多タイの3回優勝を誇るアジアのライバル。世界の大舞台で、眞城が華麗な技術を見せつけて勝利に導く姿が期待される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)






















