本田移籍のメキシコリーグ、その実情は? 米メディア「欧州スカウトも注視」

米国での人気も上昇。知名度を高める好機か

 また、欧州やその他の外国籍のタレントを引きつけるという意味でも、魅力的なリーグであるようだ。

 2年前、マルセイユからティグレスに加入したフランス代表FWアンドレ=ピエール・ジニャクは81試合で53ゴールを獲得。昨年6月の欧州選手権ではレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマの待望論が根強いなか、ジニャクがメンバー入りし、チームは大会準優勝を果たした。

 ACミランで3年半、10番を背負った本田もフリーエージェントとしてやって来たことにも触れられている。

 メキシコリーグは、アメリカでの人気を年々高めている。昨季最終戦のチーバス対ティグレス戦はアメリカで視聴者およそ300万人を記録。スペイン語を母国語とする移民から大きな反響があるという。

 オランダに移籍したロサーノの後釜として期待されている本田にとっても、知名度を高めるチャンスかもしれない。欧州リーグのスカウトが目を光らせるメキシコで活躍次第では、再び欧州リーグへの道が開く可能性も残っていると言えそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング