開幕戦で出番なしのカズ「残念」 還暦シーズンも…逆転負けで悔しさ吐露「対応しないと」

福島の三浦知良【写真:徳原隆元】
福島の三浦知良【写真:徳原隆元】

三浦知良は開幕戦で出場ならず

 カズの「還暦シーズン」は黒星スタートとなった。J3の福島ユナイテッドFCは8月9日、ホームのとうスタでカマタマーレ讃岐と対戦。序盤に先制したものの、後半に2失点して1-2で逆転負けした。59歳のカズことFW三浦知良はベンチ入りしたものの出場機会はなし。J2昇格に向けて大事な初戦を落として「残念」と話した。

「悔しいですね。勝ちたかったし、残念」と、試合を振り返ったカズ。開始10分にFW岡田優希のゴールで先制するなど、立ち上がりは「攻守のバランスもよかった」。しかし、後半5分に追いつかれると同37分にコーナーキックから失点。「セットプレーは怖いと思っていたけれど」と無念さをにじませた。

 欧州基準に合わせて夏開幕に移行した今季のJリーグ。来年2月に60歳の誕生日を迎えるカズにとっては特別なシーズンにも思えるが「新たなシーズンと言う感じはないですね」という。

 半年間の明治安田百年構想リーグが6月に終わり、同13日にはオールスター戦に出場。オフを5日とっただけで自主トレを始め、7月3日にはチームに合流しただけに「ずっとトレーニングしていたので、継続的にやっている感じ」。寺田周平監督をはじめメンバーもほとんど変わらず「継続的」に臨んだ新シーズンだった。

 7月25日の天皇杯福島県予選決勝では4年ぶりの公式戦ゴールを決めて自身もチームも調子を上げるなど、コンディションはよかった。個人の目標は封印し、チーム目標のJ2昇格だけを目指して開幕ダッシュを目指したが、結果は黒星スタート。「向こうも必死なんでね。後半は修正してきたし、自分たちもそれに対応しないと」と勝利の難しさも口にした。

 それでも、敗戦に落ち込むひまはない。15日にはツエーゲン金沢との試合がやってくる。「アウェーが2試合続くし、天皇杯もある。切り替えてやっていくしかない」。まだリーグ戦38試合のうち1つが終わっただけ。「還暦」を最高の形で迎えるためにも、昇格を目指して1つ1つ勝ち点を積み重ねていくしかない。

(荻島弘一/ Hirokazu Ogishima)



page 1/1

荻島弘一

おぎしま・ひろかず/1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者として五輪競技を担当。サッカーは日本リーグ時代からJリーグ発足、日本代表などを取材する。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰。20年に同新聞社を退社。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング