中高無名→日本代表「努力でどうにでもなる」 初選出で思い…母校後輩に「何か刺激に」

浦和レディースの榊原琴乃「そういう選手たちの自信や道につなげられると」
三菱重工浦和レッズレディースは8月1日、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースと一般公開でトレーニングマッチを実施した。公開された45分×2本までを3-1で終えた浦和のMF榊原琴乃は、アジア競技大会の日本代表への選出に「中学、高校のときに誇れる結果がなくても、自分自身の努力でどうにでもなる」と、メッセージ性のある言葉を残した。
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榊原は猛暑のなかで行われたゲームに90分出場したが「きょうは自分のコンディションが良かったのか、意外と疲労感で言えば、そんなに90分出た感じがないくらいでした」と、充実度の高さを語った。得意のサイドでボールを受けてからのドリブルだけでなく、1トップの位置で「ゼロトップ気味に」という新しいプレーにも挑戦している。
J2の藤枝MYFCに所属するMF榊原杏太を兄に持つ榊原は、常葉大学付属橘中学校、同高校からAC長野パルセイロへ加入し、翌シーズンにノジマステラ神奈川相模原へ移籍。主力として活躍していたものの、チームが下位に低迷していたこともあり、なかなか脚光を浴びる機会はなかった。それでも昨季に浦和へ加入すると鋭い突破やテクニカルなプレーを随所に見せ、自身初のリーグベストイレブンに輝いた。そのプレーは、なでしこジャパン(日本女子代表)の狩野倫久監督の目にも留まり、国内組を中心に戦うアジア大会の代表チームに選出された。
「選出していただいたことは、本当に光栄です」と話す榊原は、自身の“叩き上げ”と言えるキャリアを背景に今回の選出への思いを語った。
「中学、高校ともに、自分自身、全国で結果を残せるようなチームにいたわけでも、選手としてもそういう存在ではありませんでした。そのなかで、WEリーグで最初に高卒でスタメンを取ることができて、そこから本当に自分のサッカー人生が変わったと思っています。そのときに使ってくれた田代(久美子)監督にも、チームメイトにも感謝しています。中学、高校のときに誇れる結果がなくても、自分自身の努力でどうにでもなるということを、自分が代表に選ばれて、さらに選ばれ続けて結果を残すことで、そういう選手たちの自信や道につなげられると思います」
WEリーグの今季は8月22日にRB大宮WOMENとの開幕戦でスタートする。そして、アジア大会でのプレーをステップに「しっかり監督にアピールして、来年のワールドカップ(W杯)のメンバー争いに少しでも食い込めるようなプレーをしていきたいです」と、2027年ブラジル女子W杯までの道を見据える。
アジア大会の女子サッカーは中学と高校を過ごした静岡県の小笠山運動公園エコパスタジアムで開催されるだけに、「本当に何かの縁だと思います。家族も来られると思うので、見に来てほしいです。逆に、自分の母校の子たちも来やすいと思うので、何か刺激になればいいなと思います」と喜んだ。昨季開幕前にはリーグ公式の動画で元日本代表FW柿谷曜一朗氏が注目選手として取り上げた高いテクニックを見せつけ、飛躍のシーズンにするつもりだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















