ハーランド、自作ラップ曲が「国内1位」 異例の大ヒット…15歳の黒歴史「おめでたいほど素人」

ノルウェー代表のアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:徳原隆元】
ノルウェー代表のアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:徳原隆元】

ノルウェーの若きエースはブラジル戦での2ゴールでDJとの約束を果たす

 ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、デビューとなった北中米ワールドカップ(W杯)でゴールを量産するだけでなく、ポップチャートでも大きな成功を収めている。10年前にレコーディングした楽曲が大会期間中に再浮上し、爆発的な夏のヒットを記録。米スポーツ専門放送局「ESPN」は「ポップチャートでも大ヒットを記録した」と、驚きを持ってこの異例の事態を報じている。

 ハーランドは15歳だった当時、17歳以下の代表チームメイトであるエリック・ボタイム、エリック・トビアス・サンドベリとともに結成した音楽ユニット「Flow Kingz」の一員として、ラップの最高傑作となる「Kygo Jo」をYouTubeに投稿した。

 「Lyng」というステージ名でハーランドがラップを披露するそのビデオについて、記事では「おめでたいほど素人っぽい」と描写されている。ノルウェー語で歌われる歌詞の内容は、バーベキューグリルや携帯電話を買いにいく贅沢なショッピング、バハマでの休暇、大量のシーザーサラダの消費といった、非常にユーモラスで一風変わったものになっている。

 オリジナル版の動画はYouTubeで2100万回再生を突破していたなか、ノルウェー人の人気DJであるカイゴがこの楽曲を、より洗練された現代的なダンスナンバーへとリミックスしたことで新たな命が吹き込まれた。

 ノックアウトステージのラウンド16でブラジル代表と対戦する前、カイゴは「ハーランドがゴールを決めたらリミックス版をリリースする」と約束。これに応えるように、ハーランドは2-1で勝利したブラジル戦でチームの全2ゴールを叩き出す圧巻の活躍を披露した。

 この激闘からわずか数日後、カイゴによるリミックス版はファンによって瞬く間にストリーミング再生され、ノルウェーのSpotifyチャートで首位に君臨することになった。

 記事では、10年の歳月を経てハーランドのラップスキルが「ようやくふさわしい評価を得た」と強調されている。リミックス版が音楽的に優れたプロダクションであることは間違いないとしつつも、同メディアは「オリジナルのビデオもまだ十分に一見の価値がある」と締めくくっている。

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