22歳日本人のドイツ移籍「破談に終わると思う」 37億円オファーも難航…監督明かす「時間がかかる」

佐野航大のホッフェンハイムへの移籍が不透明な状況
オランダ1部NECナイメヘンに所属するMF佐野航大のドイツ1部ホッフェンハイムへの移籍が、不透明な状況となっている。オランダメディア「VI」はホッフェンハイムへの移籍について「破談に終わると思う」と所属クラブの監督のコメントを伝え、交渉が難航している現状を報じた。
記事によると、NECは先週、ホッフェンハイムから佐野に対する2度目のオファーを受け取っていた。その額は1800万ユーロ(約33億円)にのぼり、ボーナスを含めると最大2000万ユーロ(約37億円)まで跳ね上がる条件だったという。クラブはこのオファーを非常に重く受け止め、内部で協議を重ねていた。佐野自身も移籍の可能性を考慮され、親善試合への出場を見合わせていた。
しかし、ホッフェンハイム側は佐野の獲得と並行して、別の選択肢にも動いていた。ベルギー1部アンデルレヒトに所属する17歳のタレント、ナタン・デ・カトの獲得交渉を進めていたという。ドイツメディアの報道によると、ホッフェンハイムはアンデルレヒトと1700万ユーロ(約31億円)の移籍金で合意に達したとされている。デ・カトは佐野と同じポジションの選手であり、この保有権が移行することで、佐野がドイツへ渡る可能性は大幅に低くなったとみられている。
NECのディック・シュルーダー監督は、現地時間7月8日に行われたデュイスブルク戦の後に佐野の状況について言及した。「彼の周囲で移籍を巡る問題が起きているが、これにはさらに時間がかかりそうだ」としたうえで、去就の見通しを示している。「もし移籍が実現しないのであれば、彼はここで再びプレーしなければならない。ホッフェンハイムがデ・カトの獲得に動くのであれば、佐野の移籍は破談に終わると思う。彼らが両方の選手を獲得するとは思えない」と語り、移籍の可能性が極めて低くなったという見解を示した。
指揮官が「どうなるか様子を見る必要がある」と締めくくったように、交渉の行方はまだ完全に確定したわけではない。急転直下で局面が変わった佐野の去就を巡り、新シーズンをどのクラブのユニフォームを着て迎えることになるのか、今後の動向に関心が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)






















