米国は「政治の道具に成り下がった」 現地が痛烈批判「トランプの汚い取引の悪臭にかき消された」

アメリカ代表はベルギーに1-4で敗戦【写真:ロイター】
アメリカ代表はベルギーに1-4で敗戦【写真:ロイター】

アメリカはベルギーに1-4で敗戦しベスト16で敗退

 北中米ワールドカップ(W杯)で開催国のアメリカ代表はラウンド16でベルギー代表に1-4で敗れ、2大会連続の16強敗退が決まった。FWフォラリン・バログンの出場停止処分を巡ってドナルド・トランプ大統領の介入など物議を醸し、チームは“悪役”となった。そんな代表チームの敗戦について、現地メディアは「突然、政治の道具に成り下がった」と厳しく批判した。

 アメリカはラウンド32でボスニア・ヘルツェゴビナ代表に2-0で快勝を収めた。この試合で相手選手の足を踏みつけたバログンは退場処分を受け、ラウンド16のベルギー戦は出場停止となるはずだったが、FIFAがこの処分に1年間の執行猶予を与えたことでバログンは出場可能になった。

 この件に対して、アメリカのトランプ大統領が介入したとして物議を醸し、多くのサッカーファンや関係者の怒りを買うことになった。バログンはベルギー戦で先発起用されたが、ノーゴールのまま途中交代となり、チームも敗れた。

 アメリカ紙「USAトゥデイ」は「アメリカ代表のW杯の夢は無惨に消え去った」と見出しを打ってベルギー戦の敗戦を伝えた。さらに一連の騒動を踏まえて「ジャンニ・インファンティーノ会長とFIFA側はトランプ氏の電話は規律委員会の決定とは一切関係ないと主張したが、そんな話を鵜呑みにする人はいない。いるとすれば、よほどのお人よしだけだ。アメリカ代表チームは突如として政治の道具に成り下がってしまった。この一ヶ月で積み上げた信頼はトランプ氏による汚い取引の悪臭にかき消された」と厳しい視線を向けていた。

 グループリーグD組を首位で勝ち抜け、意気揚々と決勝トーナメントの戦いに臨んだアメリカだったが、後味の悪さを残して大会を去ることになった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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