FIFA会長が声明、トランプ大統領から「電話受けた」 バログンの出場停止巡り…“異議”も「信頼守る」

レッドカードによる1試合の自動出場停止処分が1年間の保護観察付きで保留される事態に
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は現地時間7月6日、北中米ワールドカップ(W杯)でレッドカードを受けたアメリカ代表FWフォラリン・バログンに対する1試合の自動出場停止処分を、1年間の保護観察付きで保留するという決定について、声明を発表した。また、同国のドナルド・トランプ大統領も言及した。
声明では、米国のドナルド・トランプ大統領から直接電話を受けたことを認めつつ、規律委員会が独立した機関であることとともに「しかるべき時期に決定される予定であること」を説明したと強調。一方で同日、トランプ大統領もホワイトハウスで取材に対応。英国営放送「BBC」が報じたところによると、FIFAへ「ファウルだと思わなかったから」として直接連絡したことを認めた。
会長との会話では「見直しの要請だけであり、バログンの処分の停止を命令したわけではない」とし、「彼らに命令することはできない。彼ら(FIFA幹部)が決めたのではなく、委員会が決断したのだと信じている。それは正しい決断だった」と話したという。さらに、ブラジル人のラファエル・クラウス主審について批判し、退場処分を「ひどいものだ。少し怪しかった」と非難した。
今回の騒動においては、対戦国のベルギーや欧州サッカー連盟(UEFA)などが異例の猛抗議をするなどスポーツマンシップを巡って、大きな物議を醸している。
FIFA会長の声明全文は以下の通り。
「フォラリン・バログンの出場停止処分に関する、独立したFIFA規律委員会の決定について、世間の皆様からのコメントを拝見いたしました。これを受け、私はFIFAのガバナンスにおける根本的な原則を改めて強調したいと思います。
FIFAの司法機関は独立しています。これらは自律的に運営され、FIFA規律規定を適用し、適用される規則と目の前にある具体的な事実に基づいて事案を決定します。彼らの独立性は、サッカーの信頼性と誠実さを保つために不可欠なものであり、常に尊重されなければなりません。
そうです、私は定期的にアメリカ合衆国大統領とFIFAワールドカップに関する事項について話し合っています。そして本件に関して、ドナルド・トランプ大統領から電話をいただいたのは事実です。それは私が世界中の国家元首、政府高官、サッカー関係者、そしてビジネス界のエグゼクティブから、多岐にわたる様々な問題について電話を受けるのと同じようなものです。
私たちの会話の中で、私はFIFAの独立した司法機関が関与する法的手続きが進行中であり、この件は管轄機関によってしかるべき時期に決定される予定であることを説明しました。それがFIFAのシステムの仕組みであり、私が常に守り続ける原則です。
私はFIFA規律委員会の決定が出された際に、それらに目を通します。時に、その内容に驚かされることもあります。また、同意することもあれば、同意できないこともあります。
しかし、私が常にしていることは、それらの決定と、それを下した機関の自律性を尊重することです。私たちが個人的にその決定を気に入るかどうかは関係ありません。独立した機関の尊重と法の支配こそが、私たちの大会の誠実さと、常にFIFAの信頼性を守るものなのです」
(FOOTBALL ZONE編集部)





















