エジプトが豪州下して初のベスト16進出 サラーが試合後に涙…アジア勢は32強で全滅

エジプトがPK戦を制してベスト16に進出【写真:徳原隆元】
エジプトがPK戦を制してベスト16に進出【写真:徳原隆元】

決勝トーナメント1回戦でエジプトとオーストラリアが対戦

 北中米ワールドカップ(W杯)は現地時間7月3日に決勝トーナメント1回戦の試合が行われ、オーストラリア代表とエジプト代表の対戦はPK戦の末にエジプトが勝利。アジア勢がここで全滅となった。

 両チームとも混戦グループを勝ち抜いて決勝トーナメントに上がってきた。オーストラリア代表は現役時代にサンフレッチェ広島でプレーしたトニー・ポポビッチ監督が率い、開催国の一角アメリカ代表に加えてトルコ代表とパラグアイ代表が入ったD組を2位通過。一方のエジプトはベルギー代表、イラン代表、ニュージーランド代表が入ったG組を1勝2分の無敗で乗り切って2位通過しての激突になった。

 互角の戦いを見せる両者のうち、先制に成功したのはエジプトだった。前半13分にDFカリム・ハフェスのクロスをファーサイドでMFエマム・アシュールがヘディングで合わせて流し込んだ。その後はオーストラリアも新鋭FWネストリ・イランクンダを生かした鋭い攻撃を見せるものの、エジプトがリードを維持して前半を終えた。

 それでもオーストラリアは後半10分、左サイドでのフリーキックを得るとゴール前にクロスを供給。混戦の中でエジプトのDFムハンメド・ハニーのオウンゴールを誘い、同点に追いついた。ハニーのオウンゴールは今大会13番目で、2018年のロシア大会の「12」上回り、不運な大会記録にもなった。

 振り出しに戻った試合は、ボール保持率やシュート数もほぼ互角でどちらが勝利してもおかしくないような展開で進んでいった。後半アディショナルタイムにはエジプトが左サイドからクロスを入れると、DFラミー・ラビアが合わせる決定機を迎えたが、GKパトリック・ビーチがスーパーセーブを見せて決勝点を許さずに延長戦へ決着を持ち越した。

 延長戦ではエジプトの攻撃回数が多くなる展開だったが、決勝点は生まれずに試合が進んだ。すること延長後半14分、オーストラリアは好守を連発していたビーチに代え、PK戦を見据えて4大会連続出場となる主将のベテランGKマシュー・ライアンを送り込んだ。

 そしてPK戦では先攻のオーストラリアが1人目と4人目がクロスバーに当てて失敗。一方のエジプトは4人目まで全員が決め、PK戦のスコア4-2で勝利した。初の決勝トーナメント進出のエジプトが16強に進出した一方で、オーストラリアはまたしても初戦を突破できず。日本代表もこのラウンドで敗れたため、アジア勢がここで全滅となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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