日本戦の主審は「何の問題もなく裁いた」 母国ではレフェリングを絶賛「両チームから好意的」

イバン・バルトン審判【写真:ロイター】
イバン・バルトン審判【写真:ロイター】

日本×スウェーデン戦で主審を務めたイバン・バルトン氏

 北中米共催ワールドカップ(W杯)のF組第3節が現地6月25日に行われ、日本代表とスウェーデン代表の試合は1-1の引き分けに終わった。熱戦から一夜明けたが、日本国内では、この試合の主審を務めたエルサルバドルのイバン・バルトン氏のジャッジが不可解だと話題になっているが、母国のエルサルバドルメディア「Diario El Salvador」は、「イバン・バルトン氏が、またW杯でテストを通過した」と、称賛している。

 バルトン主審のジャッジについては、NHKで解説していた元日本代表MF本田圭佑も、「なんでやねん!」と叫ぶ場面があるなど、不可解に思えるシーンが多々あった。対戦相手のスウェーデンも、バートン氏はFWヴィクトル・ギケレシュへのファウルがもっと多くあったはずだなどと、不満を訴えている。

 両国から不満が出ているという点では、ある意味でイーブンなのかもしれないが、FIFAランク100位の母国エルサルバドルでは、「エルサルバドル人の主審は、日本とスウェーデンの試合を何の問題もなく裁き、北中米共催W杯の2試合目の試合でも突出したパフォーマンスを見せた」と、絶賛した。

 バルトン氏が今大会で最初に笛を吹いたのは、D組のトルコ対パラグアイの試合だった。この試合でバルトン氏は、パラグアイのMFミゲル・アルミロンが口元を手で覆って何かを言ったとして、今大会から導入された差別的発言などの隠蔽を防ぐ新ルールを初めて適応し、パラグアイの10番を退場にしていた。このジャッジには異論も寄せられたが、「激しい議論が巻き起こったが、FIFAの審判委員会はエルサルバドル人審判への信頼を再確認し、スウェーデンの決勝ラウンド進出が懸かった極めて重要な一戦の主審に任命された」と、2試合目を担当できたことが、FIFAに評価された証と伝えた。

 そして、日本とスウェーデンの試合でのジャッジについても、「バートン氏は常にプレーを至近距離で監視した。笛を吹くべき反則はそれほど多くなかった。計31回の反則をとり、内訳は日本が20回、スウェーデンが11回。そして、これに対してそれぞれ1枚と2枚、計3枚のイエローカードを出した。オフサイドの判定も的確で、計5回宣告した。前回の試合と異なり、今回はVARの助けを借りる必要があるような、物議を醸し、両チームの選手やスタッフの注目を集めるプレーはなかった。彼のレフェリングは両チームから好意的に受け止められ、次のステージへの進出を決めた両チームの選手が彼と挨拶をかわした」と、報じている。

 なお、バルトン氏はこの試合でW杯通算6試合のジャッジを担当したことになり、2022年カタール大会では、ドイツ対日本の試合でも主審を務めていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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