選考理由「豪快かつ爽快」 Jリーグ月間ベストゴールにC大阪MF山口のボレー選出

仙台戦の後半23分、こぼれ球に反応した山口が「技術力の高いシュート」

 Jリーグは7日、6月度の月間ベストゴールに6月25日のJ1第16節ベガルタ仙台対セレッソ大阪戦、後半23分にC大阪の日本代表MF山口蛍が決めた一撃を選出した。

 試合はFW柿谷曜一朗のゴールでC大阪が先制すると、MF山村和也が追加点。一方の仙台も反撃に出ると同36分に1点を返して後半に突入する。後半13分にC大阪DF山下達也が決めると、仙台も同16分にFW西村拓真が返し、3-2でC大阪と1点リードする展開。白熱の攻防のなか、勝利を手繰り寄せる一撃を叩き込んだのが山口だった。

 後半23分、カウンター攻撃からMFソウザがエリア内へ進入。そこから左足を振り抜くも、仙台GKシュミット・ダニエルにセーブされる。しかし、こぼれ球に走り込んだ山口がペナルティアーク内から右足ボレー。強烈なシュートがネットを突き刺さり、最終的にC大阪が4-2で勝利した。

 Jリーグ選考委員会による総評は「好調セレッソのアグレッシブさを象徴した豪快かつ爽快なゴール。豪快かつ爽快な、見ていて気持ちの良いゴールだった。相手DFのスライディングをジャンプでかわしながらという難しい体勢の中、 抑えの効いた技術力の高いシュートを放ったことが評価された」としている。

 さらに「攻守の切り替えが速く、ディフェンスライン、中盤がトップスピードで攻撃に移る思い切りのよいC大阪のプレースタイルが、山口選手のゴールという結果に凝縮されていたことも注目を集めた」と、チームスタイルが象徴するゴールと評している。

 

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