ポルトガルが劇的同点弾&PKの悪夢払拭! メキシコを2-1で破りコンフェデ杯3位に輝く

C・ロナウド不在のなか執念の逆転勝利

 FIFAコンフェデレーションズカップの3位決定戦メキシコ対ポルトガルの一戦が2日に行われた。延長戦の末、PK失敗とオウンゴール献上という苦境を乗り越えたポルトガルが2-1で勝利を収め、初出場で3位に輝いた。7度目の出場となったメキシコは4位となった。

 ポルトガルはエースのロナウドが、誕生したばかりの双子の息子たちに対面するためチームを離脱。準決勝から先発8人を変更し、FWナニがキャプテンマークを巻いた。メキシコも5人を入れ替えて臨んだ。

 最初に試合が動きを見せたのは前半16分。ポルトガルはペナルティーエリア内でパスを受けたFWアンドレ・シウバがDFラファエル・マルケスに倒された。主審はプレー直後に笛を吹かなかったものの、すぐにビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)による検証を要求。映像を確認した結果、ポルトガルにPKが与えられ、マルケスにもイエローカードが提示された。

 しかし、キッカーを務めたシウバのシュートはGKオチョアがセーブ。チリとの準決勝ではPK戦で3本連続失敗という悪夢を味わったポルトガルは、またもPKを成功させることができなかった。

 ピンチを乗り越えたメキシコは後半9分に左サイドFWチチャリートことハビエル・エルナンデスのクロスから、ポルトガル代表DFネトのオウンゴールで先制した。それに対し、ポルトガルは試合終了間際の後半アディショナルタイム1分に、ゴール前まで攻め上がったDFペペが右足ボレーシュートを決めて同点に追いついた。

 

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