遠藤離脱の危機も…歴代主将がサポート「そのためにいる」 吉田麻也&長谷部コーチに脚光

日本代表・吉田麻也【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表・吉田麻也【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

新主将には板倉滉が指名された

 北中米ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表は現地時間6月11日、主将MF遠藤航(リバプール)の離脱を発表した。新主将にはDF板倉滉が指名された。チームに激震が走る中、サポートプレイヤーとしてチームに同行している前主将のDF吉田麻也(LAギャラクシー)は「僕もいるし、(長友)佑都もいるし、もっと言うとハセさん(長谷部コーチ)もいるんで。みんなで助け合いながらやっていけば問題ないんじゃないかと思います」と冷静に話した。

 初戦のオランダ戦の3日前に主将が離脱するという緊急事態。チームが動揺してもおかしくない状況だが、吉田は落ち着いていた。「僕も今朝、みんなと同じタイミングで知ったので。(負傷離脱は)南野、三笘に続いてですけど、チームを今まで引っ張ってきた選手なのでダメージはもちろんありますけど、ただ航がいないパターンももちろん想定して戦ってきたと思うので、チームはこれで動揺せずに、しっかりとやるべきことに集中して、初戦に挑むべきだと思います」とチームに呼びかけた。

 2022年のカタール大会では主将としてチームを引っ張った吉田。過去3大会に出場しており、大会前の心構えは誰よりも理解している。「本当に大会が近づくと、些細なことが何か大きな亀裂になりうる。そういう細かい亀裂を逃さないために自分はいると思っている。なるべく周りに目を配らせているし、こういうことがあった時にリアクションは必ず起きる。いいリアクションに転がるように、細心の注意を払っているつもりです」と頼もしく話した。

 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケでプレーしていた際には、板倉がボルシアMGにいたこともあり、一緒に過ごす時間も多かった。「(板倉)滉とは時間を長く共有している。特にドイツの時はプライベートでも一緒にいて、滉に少しでも多く(自分の経験を)伝えていけたらいいなと思いながら過ごしていた。今から何かを多く変える必要はないし、今までやってきたことが評価されてのキャプテンなので。いつも通りやればいい」とエールを送った。

 さらにチームには、吉田の前の日本代表主将である長谷部誠コーチも在籍。2010年の南アフリカ大会の直前に主将に就任した長谷部コーチは、練習後に板倉を呼び止めて当時の話をしたという。板倉は「自分の時もそういう状況だったという話をしてくれました。人間性とかそういう所を見て監督も指名してくれたと思うから、変に気負いせずにとコミュニケーションをとってくれた。実際に麻也くんがいたり、ハセさんがいたり、本当に偉大な先輩方がいるので、恵まれているなと思います」と信頼を寄せた。

 初戦のオランダ戦まであと3日。“オールジャパン”でこの危機を乗り切る。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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