森保Jの拠点、ナッシュビルはどんな所? 意外な縁…全米注目の都市が日本を“誘致”した理由

日本代表はナッシュビルSCの施設で練習を行う
日本代表は現地時間6月8日、北中米ワールドカップ(W杯)のベースキャンプ地であるテネシー州・ナッシュビルに入った。なぜW杯の開催都市ではない同地を拠点にしたのか。そこにはアクセスの良さと、日本とナッシュビル市の意外な結びつきがあった。
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ナッシュビルは日本ではあまり馴染みがないが、ビジネス界では重要な拠点となっている。1980年前後に大手総合電機メーカー「東芝」がテネシー州に工場を作ったのをきっかけに、日系企業が多く進出。現在では200社以上の日系企業が拠点を置いている。
近年では、巨大IT企業のオラクルが同地へ本社の移転計画を進めているなど、全米でもトップクラスの急成長を誇る都市として注目を浴びている。
スポーツ界との結びつきも強い。ナッシュビルを本拠地とするNFLのテネシー・タイタンズのホームスタジアムの名前は「NISSANスタジアム」。現在、新しいスタジアムを新設しており、2027年2月に完成する。もうひとつ、NHLのナッシュビル・プレデターズもあり、こちらの本拠は「Bridgestoneアリーナ」と名付けられている。
日本代表はメジャーリーグサッカー・ナッシュビルSCのトレーニングセンターでベースキャンプを実施。そのナッシュビルSCの本拠「ジオディスパーク」は3万人収容で、全米で最大規模のサッカー専用スタジアムとなっている。
音楽の街としても知られている。カントリーミュージックの聖地で、毎年様々な音楽フェスティバルが開かれる。ブロードウェイと呼ばれるメインストリートには、多くのレストランやバーが立ち並び、昼間から深夜までミュージシャンがライブなどを行なっている。世界的な女性シンガー、テイラー・スウィフトもこの街で見い出された。
アクセスの良さもナッシュビルの魅力の一つ。空港からダウンタウンまでは約20分と移動もスムーズ。飛行機を使えば、米国内の75%の地域に2時間前後で行くことができる。
さらにナッシュビル市の熱烈な歓迎も決め手のひとつになった。12月5日のW杯抽選会後に、森保一監督がナッシュビルを視察に訪れた際には、駐日大使を務めたハワード上院議員が空港に出迎えた。FIFAとホストシティーの契約をかわすには議会の承認を通す必要があったが、満場一致だったという。ナッシュビル市長主席補佐官を務めるタイソン昌美さんは「今まではビジネスを通してつながってきましたが、日本の多くの方にナッシュビルのことが知れ渡ってもらえれば」と期待した。
日本代表は、決勝トーナメント1回戦まで同地に拠点を置く予定。ナッシュビルのアクセスの良さとホスピタリティーを背に、森保ジャパンがW杯での成功を目指す。
(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)














