南野拓実が異例の対応「いいよ、話すよ」 取材なし予定→自ら切り出した“4分30秒”

メンターの南野拓実がチームに合流
森保一監督率いる日本代表が現地時間6月8日、ベースキャンプ地のアメリカ・ナッシュビル入り、サポートメンバー(メンター)のMF南野拓実が合流した。ナッシュビルSCのホーム・ジュオディスパークで観客約5000人が見守る中、歓迎セレモニーとランニング等約30分のトレーニングを実施。南野も28人目のピースとして先頭を走った。練習後、取材対応の予定はなかった南野だが、取材エリアで立ち止まると自ら「話すよ」と切り出し異例の対応。“4分30秒”で思いを語った。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)
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全員を笑顔にさせた。南野が約7か月ぶりに代表ピッチへ戻って来た。この日、ナッシュビル入り。チームに合流し、いち早く姿を現した。森保監督からは満面の笑みで迎えられ、DF長友佑都とともに先頭でランニング。リフティングするなどボールを使う場面も見られた。南野の周りは人で溢れ、雰囲気が一気に明るくなった。
南野は12月のリーグ戦で左前十字靭帯断裂の大怪我を負い、長期離脱。W杯に間に合わせるため、懸命にリハビリを続けたが、メンバー入りは叶わなかった。それでも、森保監督はメンターとして招集。「拓実は第1期から本当にチームのコンセプトを体現してくれるような選手で、最後今大会には出られないという状態だけど、これまでやって来たことを伝えてもらったり、いろんな選手に対してコミュニケーションを取って、チームを勝たせる存在になってほしいと思った」と、理由を明かしていた。
練習後の取材対応。この日、南野はサポートメンバーのため対応なしの予定だった。だが、取材エリアに現れると自ら切り出した。
「今日俺って取材対応ある? ない? 大丈夫。いいよ、話すよ!」
本当は悔しさもあるはず。リハビリの結果、叶わなかった2度目のW杯の夢。だが、米国入りした南野の表情は覚悟に満ち溢れていた。
「このグループに入れることをまず嬉しく思うし、ここまで迎えてくれた、代表のスタッフと監督も含め、チームメイトもそうですし、いろんな人が関わってくれて、僕がいまここにいれている。僕は本当に最大限のチームのサポートともし必要なのであれば、僕の経験だったり、僕なりのアプローチをしてチームに何かいいものを還元できれば」
前回大会のリベンジに懸けていた。2022年カタールW杯後は1度代表から外れる期間もあったが、フランス1部ASモナコで結果を残し、23年10月に復帰。「もう1度、一から。W杯に向けてサバイバルを勝ち抜くつもりで」。そう言い続けて北中米の道を目指して来た。だが、途絶えた目標。負傷直後は数週間、立ち直ることができなかった。
「タイミングであったり、このW杯に懸けての思いというのは、もちろんあった。でも、そういう思いをしてきた選手というのを僕は何人も見てきたし、そこからどう立ち直って、どう強くなっていくべきなのかというところも、含めていろんな選手を見てきた。ここまで来るのにもいろんな気持ち、葛藤はあった。でもここにいるのは100%チームのため。W杯には間に合わなかったけど、ここに来ることができていることに感謝しながら、このW杯で日本がいい結果を出すために、力になれればいいかな」
異例の取材対応も日本のため、日本を後押しするため、日本の力になるため——。長友も「会うだけで元気をもらえるパワースポット」と太鼓判を押した。森保ジャパンが世界と戦う道で、大きな存在となることは間違いない。














