開幕5戦3発→監督交代で「順応できてない」 浦和ルーキーが明かす本音…満足度は「50%」

浦和の肥田野蓮治【写真:アフロ】
浦和の肥田野蓮治【写真:アフロ】

浦和・肥田野蓮治が実感する「激しいギャップは自分で埋められる」

 浦和レッズのFW肥田野蓮治はルーキーイヤーのJ1百年構想リーグで開幕から5試合で3ゴールするなど鮮烈なデビューを飾ったものの、最終的には18試合で4ゴールという結果で終えた。徐々にスタメン出場の機会も減ってしまっているものの「課題も多く見つかったんで、そういう面では充実した1年目だった」と前向きに捉えている。

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 桐蔭横浜大学から昨季中に浦和への加入が内定。J1第37節の敵地ファジアーノ岡山戦ではクラブの歴史上初めて特別指定登録の選手として出場し、MF中島翔哉のスルーパスからゴールも決めて勝利に導いた。当時は浦和が流れの中からのゴールが生まれず、シーズンで遠征ゲームでの勝利が全くない状況。そんな重苦しいムードを打ち破るゴールだっただけに、知名度は一気に上がり、大きな期待を受けて正式加入し、デビューシーズンを迎えた。

 開幕戦のジェフユナイテッド千葉戦でいきなりゴールを決めると、1試合の欠場がある中でも開幕5試合で3ゴールと躍動。しかし、その後はチームも肥田野自身も苦しむ中でPK戦を含む7連敗を喫する。さらに、第12節の横浜F・マリノス戦後にマチェイ・スコルジャ監督の契約解除と田中達也アシスタントコーチの暫定監督就任を発表。攻撃面では、背後のスペースへシンプルにボールを送り込むことの多いスタイルから、ポゼッション率を高めて押し込んでいくスタイルに切り替わった。

 その過程で肥田野はスタメンの機会も減り「順応することがあんまりできていない」という実感も話す。「ボールを保持するチームでやっているので、自分が背後に抜けるところの回数はちょっと減ってしまっている」と話したように、広いスペースを時速36キロ越えのトップスピードをマークする快速で相手DFと勝負できるような場面は、明らかに減ってしまった。

 そうした中で、このデビューシーズンについて自身の満足度は「50パーセントぐらい」だという。「通用するところはもちろんあるんですけど、その分通用しないというか、まだ足りないところの差が、ギャップが激しいなっていうのは自分で感じていて。でも、それは自分の努力で埋められるものだと思っているので、そういうところに気づけた。成功体験を掴めたし、逆に失敗ではないですけど、課題も多く見つかったんで、そういう面で充実した1年目だったのかなと思います」と振り返っている。

 逆サイドで同じような特徴を生かすFW松尾佑介のアドバイスも聞いているという肥田野は、トレーニングからそうした課題にも向き合っている時期を過ごしている。そして、最後の順位決定プレーオフは岡山との対戦が決まった。「週が明けて勝負だと思っていて、そこのメンバーに入るところに集中している」という1週間が始まった。ハーフシーズンとはいえ、プロ1年目の良い締めくくりを飾ることができるのか。まずは5月31日のアウェー戦に乗り込む思い出の地での一撃にも期待が懸かる。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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