練習から田中達也“イズム”「今までになかった」 2→3タッチに変化…選手も歓迎「楽しめる」

浦和を率いる田中達也暫定監督【写真:徳原隆元】
浦和を率いる田中達也暫定監督【写真:徳原隆元】

田中達也暫定監督が就任後、初の公開練習だった

 浦和レッズは5月12日にトレーニングを実施した。田中達也暫定監督が就任して約2週間が経ち、トレーニングにも変化が起こっている。そうした中で選手たちからは充実感のある声が聞かれている。

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 浦和は4月28日にマチェイ・スコルジャ監督の契約解除と田中達也アシスタントコーチの暫定監督就任を発表した。ゴールデンウィークの15日間で5試合を戦う連戦の中だったことで、トレーニングの強度を上げられるようなタイミングはなく、次のゲームに対する映像を用いたミーティングや確認と、短い時間のセッションのみという日々が続いていた。

 その期間を4連勝で乗り越えた浦和は、この日が暫定監督就任後、初の公開練習。大きなトレーニングの流れはスコルジャ監督時代から似た面があったが、ミニゲームでのタッチ数は主に2タッチ以下だったものが、一部では3タッチ以下に変化するなど、設定の違いが出ていた。

 連戦を戦い抜いたDF石原広教は、そうした考え方の変化について「相手を引き付けるのを意識するのが今までになかった部分で大事だと思うし、相手が来ていないのにパスを出しても仕方ないですから。今までは引き付けるよりテンポでという感じで、なかなか相手の陣形も変わらなかった。どれだけ2タッチで速く動かしても相手が来ていないと意味がないし、どこでどういうリスクを背負うかを今は皆で楽しめていると思う」と話した。

 また、連戦中に2試合でスタメン出場したMF植木颯はタッチ数の違いについて「駆け引きも2タッチと3タッチでは違いますし、パスを出すふりをしてプレーを変えるような、駆け引きをして逆を突いて次の選手に余裕を与えるようなプレーも意識しています」として、「プレッシャーを1回受けて、空いたスペースを使って次の選手に時間を与える」というプレー内容が増えたという。

 4月25日の横浜F・マリノス戦後からコンディション調整が続いていたDF荻原拓也は、この日から田中暫定監督のトレーニングに本格合流。「(ボールを)持つ時間が許されていて、判断がないのに他の選手にパスを出すのではなく、止めて引き付けて出そうということもやれているので、一人一人が好きなように、好きな持ち方をしてサッカーのうまさみたいなものを出せていると思う。そこは自分も出せると思うし、昔よくできていたボールを運ぶようなところも出していきたい」と明るい表情を見せていた。

 ここまでは監督交代から4連勝と前向きな結果が出ているが、石原は「あまり調子が良くないチームとの対戦が続いたのも事実」と表情を引き締めた。J1百年構想リーグの残り2試合、FC東京、FC町田ゼルビアと2位と3位につける相手とのゲームでどれだけのものを見せられるかが注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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