黄金世代の主力が健在の“赤い悪魔” 前回はまさかのGL敗退…ベテランと有望株の融合で躍進へ|ベルギー

リュディ・ガルシア監督が率いるベルギー代表
2018年ロシアW杯では決勝トーナメント1回戦で日本の夢を阻み、そのまま過去最高の3位と躍進した“赤い悪魔”。前回のカタールW杯はグループリーグ敗退の憂き目にあったが、ロシアW杯当時からの主力の一部は未だ健在で、その後に台頭してきた若手とうまく融合を果たしているのが現在のベルギーだ。優勝候補とはいえないまでも、グループリーグ敗退は考えにくい。
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2024年の欧州選手権でベスト16に終わるなど、期待に添えなかったドメニコ・テデスコ前監督が2025年1月に解任され、フランスのリールなどで実績を残したリュディ・ガルシア監督が後任の座に就いた。すると、欧州予選は8試合で29得点7失点と攻守に質の高さを見せ、ウェールズや北マケドニアを抑えて首位通過を決めた。
予選で破壊力抜群だった攻撃陣の中で存在感を示していたのがサイドから中央へ切れ込んで脅威となるFWジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ)だ。一瞬で相手を置き去りにするスピードと、変幻自在のドリブル技術が持ち味の23歳は今大会でも目を引く存在となるはずだ。
所属クラブのシティでは今季公式戦41試合に出場して4得点と、得点力の課題は本人も認めるところだが、いずれはブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)のような得点を奪える世界最高のウイングへ成長するポテンシャルを秘めていることは間違いない。
代表チームでは主に右サイドでプレーし、予選では6得点のMFケビン・デ・ブライネ(ナポリ)に次ぐ5得点を決めた。W杯という大舞台での経験値を得ることで、ワールドクラスへの成長速度はさらに加速するはずだ。
ベルギーのサイドにはドク以外にも、FWレアンドロ・トロサール(アーセナル)、FWドディ・ルケバキオ(ベンフィカ)といったタイプの様々なアタッカーが揃い、最前線にはFWロメル・ルカク(ナポリ)やFWシャルル・デ・ケテラーレ(アタランタ)といった190cmオーバーの長身選手が揃う。ボールを配給する34歳のデ・ブライネはセットプレーのキッカーとしても欠かせない存在となる。
守備陣には世界有数のGKであるティボー・クルトワ(レアル・マドリード)が最後尾に控え、センターバックには22歳のDFゼノ・デバスト(スポルティング)のような新しい世代もレギュラーに定着してきた。クラブでは日本代表MF三笘薫と縦の関係を築くDFマキシム・デ・カイペル(ブライトン)の攻撃参加も魅力的だ。
経験豊富なベテラン選手が基盤を築き、これからが楽しみな有望株がアクセントになって魅力的なサッカーを見出しつつあるベルギー。まだまだ発展途上の段階だが、モロッコとクロアチアの後塵を拝する形でグループリーグ敗退となった前回大会と同じ轍を踏むことは許されない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
















