グループE…ドイツの首位通過は堅い? 南米とアフリカの2位争い、小国の番狂わせなるか

北中米ワールドカップのグループEを展望【写真:アフロ】
北中米ワールドカップのグループEを展望【写真:アフロ】

グループEはドイツ、エクアドル、コートジボワール、キュラソーが同組

 かつての世界王者ドイツがリーダーとして目されるのが、北中米ワールドカップ(W杯)のグループEだ。

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 このグループはFIFAランキング10位のドイツを筆頭に、エクアドル(23位)、コートジボワール(34位)に加えて初出場のキュラソー(82位)が入る。西ドイツ時代を含め4回の優勝経験を持つドイツだが、直近の2大会ではいずれもグループリーグ敗退の憂き目に遭った。前回のカタールW杯では日本、前々回のロシアW杯では韓国に敗れているだけに、今回は天敵と化しているアジア勢のいない組み分けに胸をなでおろしているかもしれない。

 前線から後方まで名手が揃うチームだが、GK問題が課題になっている。長年ゴールを守ってきたGKマヌエル・ノイアーが電撃復帰したものの、後継として期待されたGKマルク・アンドレ・テア=シュテーゲンは負傷により欠場。3月の国際親善試合ではGKオリバー・バウマンとGKアレクサンダー・ニューベルが1試合ずつ起用されたが、最後方がドイツにとってのアキレス腱になる可能性を秘める。

 それでもデータを専門に扱う「OPTA」社の優勝予想ランキングでは7位に名を連ね、グループリーグの突破確率も62.41%、獲得勝ち点の期待値も6.51と首位通過が濃厚とみられている。3大会連続での失態は許されないだろう。

 一方で、2位通過の有力候補と見られるエクアドルは、南米予選18試合を5失点で乗り切った鉄壁の守備陣がチームの武器だ。欧州の5大リーグでプレーする守備陣に加え、イングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーでも中心的な存在のMFモイセス・カイセドがチームの中核をなす。36歳のベテランエースFWエネル・バレンシアも南米予選で6ゴールするなどトップフォームを維持しているだけに、先行逃げ切りスタイルが見込まれる。

 アフリカの雄コートジボワールは3大会ぶりの出場だが、こちらも最終ラインにはイタリア・セリエAやポルトガル1部でプレーする主力が並ぶ。中盤ではイングランド・プレミアリーグのノッティンガム・フォレストに所属のMFイブラヒム・サンガレに加え、名門ACミランやバルセロナでプレーし、先日のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)優勝にも大きく貢献したアル・アハリ(サウジアラビア)のフランク・ケシエが健在。初のグループリーグ突破を目指す戦いに挑む。

 そして、初出場のキュラソーは北中米カリブ海地区の予選から開催国が3つ抜けた大チャンスを生かした。歴史的な関係からアンダー世代ではオランダ代表でプレーした選手が主力に多い構成だが、OPTAの優勝予想ランキングでは最下位。グループリーグ突破の確率も3.71%とされている。それでも、全くプレッシャーのない立場で臨む大舞台に臨むことは、大番狂わせを演じる1つの要素にはなるだろう。

 5回目の優勝を目指すドイツを中心に展開することが見込まれるグループEだが、南米、アフリカ、北中米カリブ海から個性的なチームが集まるだけに、ドイツ以外が対戦するゲームも興味深いものになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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