世紀に残る大乱闘事件「突如ボクシングに」 試合中にGKが大暴挙…現地騒然「完全に我を失った」

サラゴサGKのエステバン・アンドラーダ(写真は2025年、モンテレイ所属時)【写真:AP/アフロ】
サラゴサGKのエステバン・アンドラーダ(写真は2025年、モンテレイ所属時)【写真:AP/アフロ】

サラゴサGKエステバン・アンドラーダが相手を殴った

 スペイン2部リーグ第37節のウエスカとレアル・サラゴサによるアラゴン・ダービーで衝撃的な乱闘事件が起きた。試合が行われたのは4月26日、ウエスカが1-0で勝利したが、その試合終了間際にサラゴサのGKエステバン・アンドラーダが、とんでもない暴挙に出た。スペイン紙「AS」が報じている。

 シーズン終盤に来て2部リーグ残留争いを繰り広げている両クラブによるダービーは、白熱した一戦となった。勝ち点33で20位のウエスカが、同35で19位のサラゴサを1-0でリードしていた試合終了間際に事件が起こる。

 主審がオン・フィールド・レビューを行いにビデオチェックに向かうと、ウエスカのキャプテンDFホルヘ・プリドが抗議に向かう。するとアンドラーダが両手でプリドを突き飛ばして、2枚目のイエローカードを受けて退場となる。これだけでもちょっとした事件なのだが、ここからアンドラーダの狂気の行動が始まった。

 レッドカードを提示されたことが引き金になったかのように、アンドラーダは制止するチームメイトを振り切って再びプリドに向かって行き、右手で強烈なパンチを顔面に入れて何かを叫んだ。ここから両チームの選手たちを巻き込む大騒動に。収集のつかない事態となったが、その後VARチェックを経て相手選手を蹴ったとしてイエローカードを出されていたサラゴサのDFダニエル・タセンデと混乱の中でアンドラーダを殴ったウエスカのGKダニ・ヒメネスがレッドカードを示されて退場となった。そして、残り時間で両チームのGKをフィールドプレーヤーが務めるという異常な状態で試合は終わっている。

「アス」によれば、従来の規定でアンドラーダは最長で13試合の出場停止処分を受ける可能性があるという。しかし、今回は例外的なものとして、規律委員会がそれ以上の罰則を科す可能性もあるようだ。記事では「ウエスカとサラゴサの一戦は、暴力的な終わり方となった」と伝えている。

 また、この様子は世界中でも大きな話題となっており英公共放送「BBC」は「完全に我を失った」と、アンドラーダの行動を批判。英メディア「One Football」は「サッカーの試合が突如ボクシングとなった」と伝え、メキシコメディア「La Jornada」も「この試合を振り返るうえでサッカーは二の次だ」「アンドラーダは攻撃的にプリドに向かって行き、過度な力で顔面を投打。地面に倒れたプリドは左頬に打撲を負った」と、状況を伝えている。

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