代表OBも驚愕「ちょっと衝撃」 25歳日本人の一撃…攻守”ハイブリッド”に「これまでいなかった」

【専門家の目|太田宏介】マインツMF佐野海舟がECLで決めた一撃に脚光
ドイツ1部マインツの日本代表MF佐野海舟が現地時間4月9日、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)準々決勝第1戦のストラスブール戦に先発出場し、ミドルシュートで先制点を挙げた。自らのボール奪取を起点にフィニッシュまで鮮やかに決めた一撃に、元日本代表DF太田宏介氏も感嘆している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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「まさに、佐野海舟選手のすべてが詰まった一撃」
マインツのホームで行われた一戦には、佐野とMF川崎颯太(マインツ)の日本人コンビが揃って先発。前半11分、センターサークル付近で相手からボールを奪った佐野が、川崎とのパス交換から前線へ。ドリブルで中央へ切り込むと、ペナルティーエリア外から右足を一閃。相手DFに当たって軌道が変わったシュートがゴール右上隅に突き刺さった。
国内外でも反響のあった一撃に太田氏も「凄いですね。凄すぎる」と驚き。「本来ピンチになるシーンだったじゃないですか。そこを1人で止めて、川﨑選手とのパス交換があったとはいえ、1人で完結している」と解説する。
佐野は昨季マインツに加入。リーグ戦で全試合スタメン出場しチームの躍進に貢献した。それでもリーグ戦では得点を奪えず、常に守備の部分にはフォーカスされていた。しかし今季、4節のアウクスブルク戦で初ゴールを決めると、以前よりもゴール前に顔を出す回数が増え、アシストも記録。公式戦で2ゴール4アシストと、徐々に数字もついてきている。
太田氏は「どんどんアップデートされていきますよね。今季は得点に絡む回数も少し出てきて、ゴール前に侵入するだけではなく、あの位置から相手に当たったとはいえ、ミドルを決めちゃう。本当に凄味が日に日に増していますよね」と言及した。
今夏ステップアップの噂もあり、プレミアやドイツ国内クラブも関心を寄せている。そしてその移籍金は6000万ユーロ(約112億円)とも言われ、去就は注目度が増している。
「次の移籍市場の中でも、結構な目玉になるというか、おそらくアジア最高額になるだろうし着実にステップアップしていますよね。凄味を増しているっていう表現が一番しっくりきますね。得点が取れるかつ、あれだけの守備力を兼ね備えたボランチはこれまでいなかった。ちょっと衝撃受けましたね。本人も心身ともにいい状態で、やること全てが上手くいくというか。ブンデスでもトップじゃないですかね、ボランチの中でも。一番いい状態でW杯に臨めるので楽しみです」
25歳のダイナモがW杯でどれだけのプレーを見せるのか。そしてその後どのくらいの規模で、どのクラブに移籍するのかも注目が集まる。

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。




















