苦悩の序盤を乗り越え「また強くなった」 9試合の収穫…百年構想リーグで「経験できてよかった」

仲間隼斗がチームの成長について話した【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
仲間隼斗がチームの成長について話した【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

柏レイソルの仲間隼斗がチームの成長を実感

 柏レイソルは4月9日、非公開トレーニング後に取材対応を実施した。明治安田J1百年構想リーグも半分を終えたなか、MF仲間隼斗が「負けて学べるものがすごくあった」と、チームの成長について話した。

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 ここまで出場は後半途中からの3試合にとどまっている仲間だが、直近の横浜F・マリノス戦ではダメ押しとなる3点目を記録。限られた出場時間の中でも、「自分を高めることが一番必要」とサッカーに向き合う日々を過ごしている。

「試合に出る出ないは自分が決めることじゃないですし、自分の思いとは違うタイミングになることも多いので。試合に向けた準備はしていますが、その先も見据えながらというか。そういう中で常に練習に取り組んでいますし、やっぱり自分を高めることが一番必要だと思っています」

 今年5月には34歳を迎える。2011年に柏U-18からロアッソ熊本へ進み、プロキャリアをスタートさせてから16年。柏では数少ないベテランの一人として、試合出場の有無に一喜一憂することなく、日々の準備と自己研鑽を積み重ねている。

「対戦相手などさまざまな要素を考えて監督がメンバーを選んでいますし、スタメンだけでなく途中交代まで含めて考えていると思うので。そこに対して、出る出ないの感情は持たずにプレーし続けています」

 限られた出場時間についても「監督は日頃の姿勢を見てくれている」と語り、リカルド・ロドリゲス監督の判断を受け止める。長いキャリアを歩んできたからこそ、チャンスをつかんだ時に結果を残し、認められることこそが「プロ」の在り方だと強調した。

「ずっと試合に出られるわけじゃないですし。ただ、出た時に結果を残し、認めてもらい続けることが僕の中の『プロ』なのかなと思っています。出られない時も、出られる時も変わらず、自分を高めていくことに意識して取り組んでいます」

 開幕当初は負傷によりベンチ外も経験し、「もどかしい時間が続いた」と苦しい時期を過ごした。それでも昨季からの積み上げには確かな手応えがある。「去年からのベースは変わらずレイソルにある」。一方で、「理想を高く持ちすぎた部分もあった」と振り返る。

「理想を高く持っていた分、追いすぎたところもあったと思います。ただ、出た課題に対して向き合う力が自分たちにはあるという事実を、負けて学べるものがすごくあった。そこに取り組んだ結果、前半の最後は勝ち点を積み上げることができましたし、それを忘れてはいけない。そこがまたベースになって、さらに強いレイソルになったと思います」

 理想の高さゆえに「できない部分にフォーカスしてしまった」と振り返るが、敗戦を通じてチームは本質に立ち返った。課題に向き合う力を再確認し、前半戦を3連勝で締めくくるなど、流れを取り戻した。

 この前半戦で得た経験についても、「この期間に経験できて良かった」と前向きに捉える。昨季にはなかった連敗も経験したことで、「耐える技術」がチームに根付きつつあるという。

「この期間に経験できて良かったです。もしこの経験がなかったままリーグ戦が進んでいたら、もっと大変な状況になっていたと思います。このミスを絶対に繰り返してはいけないというものを、みんなが手に入れたのかなと感じています」

 横浜FM戦では、ブレずに自分たちのサッカーを貫くというメンタル面だけでなく、戦術面でもカウンターという形で違いを見せてゴールを奪った。チームとして、メンタル面、戦術面の両軸でアップデートすることができた前半戦。仲間が感じたチームの成長が、昨季を上回る躍進へとつながっていく。

(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)



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