25歳日本人が「歴代No.1」 “唯一無二”の能力…代表OBも驚嘆「今夏すごいことになりそう」

【専門家の目|太田宏介】佐野海舟の圧巻プレーに脚光
ドイツ1部マインツは現地時間4月4日にブンデスリーガ第28節でホッフェンハイムと対戦。2-1で勝利を収めたなか、マインツの日本代表MF佐野海舟が“ゴリゴリ”のボール奪取でスタンドを沸かせたシーンについて元日本代表DF太田宏介氏が言及した。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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「佐野海舟選手のすべてが詰まったシーンじゃないですかね」
佐野はホッフェンハイム戦の前半44分に見せ場が来る。中央で、右からカットインしてきた相手FWバズマナ・トゥーレに身体をぶつけて突破を止めると、体勢を崩しながらも相手の前に身体をねじ込むようにしてボールを奪取。そのままドリブルで持ち上がり、ファウルを受けフリーキックを獲得した。球際でのボール奪取力にフィジカルの強さ、そして前への推進力と、佐野の持ち味が存分に発揮された一連のプレーとなった。
「イングランド戦終わってから中3日だと思いますけど、これだけのハイインテンシティを出せるのは脱帽ですね。佐野選手の良さでよく守備や強度のところを言われますけど、やっぱりそこから前への推進力。あのボディコンタクトで崩れない体幹の強さ、さらに上手く肩、体を入れて潜っていける。シンプルなアジリティやスプリントと力強さと。日本の歴代ボランチの中でNo.1って言っても過言じゃないぐらい能力が高い選手。奪ってからの推進力は本当唯一無二だと思います」
昨季鹿島アントラーズからマインツに加入した佐野。1年目から全試合にスタメン出場し、チームの躍進を支えた。2年目の今季もここまで全試合にフル出場と、チームにとって絶対的な存在となり、リーグを代表する選手まで評価が上がっている。
「フィジカル的に、相手を完全に圧倒している。ブンデスでは数字も残してると思いますし、もうただの潰し屋じゃなくなってきているなと。奪う、奪ってから運ぶ、そしてつなぐ、この全てを1人で完結できる超大型ボランチになってきていますよね」
移籍の噂も徐々に出てきているなか「これはすごいことになりそうですね、この夏。ワールドカップもそうですけど、その後の移籍が楽しみな選手の1人。イングランド戦でもものすごく良かったじゃないですか。だからプレミア相手でも十分にできると思いますし、ブンデスにいるのがもったいないぐらいの選手になってきましたね」と、太田氏は最後まで絶賛していた。

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。



















