初招集の20歳FWは「これまでにいないタイプ」 代表OBも絶賛…注目する「ある意味特殊な能力」

【専門家の目|太田宏介】初招集となった塩貝健人に注目した
日本サッカー協会(JFA)は3月19日、英国遠征に臨む日本代表(SAMURAI BLUE)メンバー26人を発表した。ヴォルフスブルクの20歳FW塩貝健人が初招集されたなか、元日本代表DF太田宏介氏が「これまでの日本代表にはいないタイプ」と言及している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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塩貝は2024年1月に横浜F・マリノスへの加入内定及び特別指定選手認定が発表され、同年4月にJデビューを果たした。しかし8月31日、特別指定と内定を解除しNECナイメヘンへ移籍が決定した。そして1年半プレーした今冬にヴォルフスブルクへ完全移籍した。
「すごいですね。1年半ぐらいですか?オランダをステップアップとして5大リーグ、ブンデスまで辿り着いたこのスピード感もすごいですし、これまでの移籍、これまでステップアップしていったストライカーたちとはまた違ったステップアップの仕方をしている」
今季スタートしたNECナイメヘンンでは大半が途中出場のなかでリーグ戦12試合7得点を挙げる活躍を披露。ヴォルフスブルク移籍直後も途中出場から存在感を発揮し、その後2試合ではスタメン出場もゴールを奪えなかった。それでも加入から5試合目の2月21日アウクスブルク戦で後半途中から出場すると、カウンターから最後はパスを受けて押し込み、移籍後初ゴールをマークした。
「先発で出続けてシーズン通して点を取り続けたという形ではなく、ある意味特殊な能力、途中出場でこれだけゴール取って、ブンデス行ってもまた点取って。ワールドカップという短期決戦の中で、おそらく森保監督もジョーカーとして期待っていうところはすごく強く持っていると思います」
塩貝はまだプロになって1年半とキャリアも浅く、2023年6月にU-19代表に選ばれたのがアンダー代表として初であった。そしてそこから大学進学、J内定からの解除、そして欧州でもステップアップと、破竹の勢いでステップアップを遂げている。
「この2連戦で出場機会は与えられると思うので他の選手にはない、物怖じしないアグレッシブな相手に突っ込んでいく野生味溢れるプレーは一ファンとしてものすごく見てみたい。競争を煽る意味でも、いろんな大きなインパクトがあると思いますし、いい刺激を与えますよね」
そして塩貝のプレースタイルについて太田氏は「やっぱり監督としては絶対的に置いておきたい選手じゃないですか。短い時間で結果出せる特徴もそうだし、献身性とか背中で語れる熱量みたいなのをものすごく持っている選手なので。これまでの日本代表にはいないタイプのストライカーであり、ジョーカーっていう言い方が正しいかわからないですけど、流れを変える切り札としては、ものすごくいいカードを手にしたんじゃないかなと思います。今一番ワクワクさせられる選手じゃないですかね」と、勝負強さに注目していた。
W杯本大会メンバー入りの可能性は「本当にあると思います」と太田氏。果たして20歳ストライカーは、この2連戦でアピールし、滑り込むことができるのか注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。












