元日本代表が実感「クレイジーになることが大事」 半年間のPK戦は「いつもと違う」

西川周作が特別リーグでのPK戦に突いて話した
浦和レッズは3月18日、J1百年構想リーグ第7節で柏レイソルと対戦し、1-1から突入したPK戦の末に2-4で敗れた。GK西川周作は、この百年構想リーグでのPK戦について、カップ戦などで経験してきたPK戦との違いを感じていると話した。
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浦和は前半から勢いを持って試合に入り、後半4分にはMF安居海渡がコーナーキックの流れから先制点を決めた。しかし、押し込まれる時間が続いた後半21分、再びコーナーキックから追いつかれてしまう。直前のピンチでは西川がファインセーブを見せていただけに、「あれで流れを変えられたかと思ったんですが」と悔しそうに振り返った。
その後はホームゲームながら自陣に押し込まれる展開が続き、浦和にとっては辛くもPK戦に持ち込んだような試合内容だった。マチェイ・スコルジャ監督は「後半の最後のところが最も難しかったですが、前半から長い時間ボールをキープすることはできなかったと思います。ハイプレスの後や切り替えの連続の後は体力の消耗があるので、回復のためにボールを握ることを意図を持ってやることも必要だと思います」と話し、苦しい流れを招いた要因に言及した。そうしたなかで、浦和はこのリーグ戦で2度目のPK戦に臨むことになった。
しかし、浦和は2人が失敗した一方で、柏は4人全員が成功。第2節のFC東京戦でもPK戦を3-5で落としており、西川は、これまでルヴァンカップや天皇杯、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)といったトーナメント戦で経験してきたPK戦との違いを感じているという。
その違いについて、西川は「この2試合、FC東京戦もやってみて、キッカーの余裕を感じます。この特別なシーズンでやっているゴールキーパーに聞くと、そう思うんじゃないかなと。いつもと違う雰囲気だなというのは感じながらやっています」と語る。負ければ終わりという状況ではない分、キッカーに掛かるプレッシャーが薄くなり、余裕を持ってキックできているように映るという。
だからこそ、GK側からより積極的にキッカーへプレッシャーを与えるような駆け引きも必要になってくるのかもしれない。西川は「クレイジーになることが一つ大事になってくると思いますし、そういった雰囲気があれば、自分は相手にプレッシャーを掛けるというところ。この悔しさを次に生かして、次にPK戦があれば勝てるようにやっていきたい」と挽回を誓った。
チームが勝ち点を伸ばすうえで、90分で勝ち切ることが最も重要なのは大前提だ。その一方で、GKの立場から見た“PK戦の攻略法”とも呼ぶべきものが生まれてくるのか。残りのシーズンへ向けて、ひとつの注目ポイントになりそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)


















