浦和が済州戦の乱闘騒動で220万円の罰金処分 「詳細を確認中」との声明を発表

AFCからの裁定を受け浦和が公式サイトに声明を発表

 浦和レッズが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の済州ユナイテッド(韓国)戦で起きた騒動により、アジアサッカー連盟(AFC)から罰金を科されたことが発表された。浦和は「裁定内容について詳細を確認しております」として、今後の対応は追って決定するとしている。

 5月31日の済州戦で、浦和は韓国チームから衝撃的な蛮行を受ける形になった。浦和が延長戦に入り3-0として、2戦合計3-2と1点リードで迎えた試合終了間際、両チームの選手が小競り合いを起こしたところで、控え選手のDFペク・ドンギュがビブスを着たままピッチに乱入。仲裁に入っていた浦和MF阿部勇樹にジャンピングエルボーを見舞い、前代未聞の退場劇となった。

 さらに試合終了後には、浦和の選手たちやスタッフに対し、済州の選手やスタッフが暴行を働き、浦和DF槙野智章は済州の選手たちに追いかけられながらロッカールームに引き上げた。その際には、DFクォン・ハンジンが浦和選手の顔を叩き、さらに浦和スタッフに飛び膝蹴りをして、試合後にもかかわらずレッドカードを提示された。また、試合中にはDFチョ・ヨンヒョンが2枚のイエローカードを提示されて退場処分を受けており、合計3選手がレッドカードを受ける事態になっていた。

 AFCからは済州のチームに対する罰金に加えて、3選手に対し出場停止と罰金が科されることが発表されている。

 しかし、AFCの処分はそれだけではなかった。「試合後の騒動に関わったこと、また試合の価値を落としたことにより、浦和レッズに2万ドルの罰金が科されると発表がありました」と浦和公式サイトが伝えたとおり、日本円で約220万円の罰金処分がホームチームにも科された。

 また、浦和は今後の対応について「規定に基づき、裁定内容について詳細を確認しておりますので、今後の対応につきましては、あらためて、オフィシャルサイトを通じて、ご報告させていただきます」としている。執拗に浦和にも責任があるとアピールし続けた済州だったが、AFCの裁定もその影響を受けたのだろうか。浦和側の今後の対応にも注目が集まる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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