緊急出場の24歳…悔やんだ「うまく使えていたら」 支配率62%でも「相手は怖くない」

柏の馬場晴也「もっと左右に揺さぶる方がスペースは空いてくると思う」
柏レイソルは3月14日、J1百年構想リーグ第6節でFC町田ゼルビアに0-1で敗れた。前半17分には3バックの左でスタメン出場したDF原田亘が負傷交代。それから約10分後に失った1点を、最後まで返すことができなかった。緊急出場となったDF馬場晴也は、「相手の脅威にはなれていなかった」と肩を落とした。
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今節はベンチスタートとなった馬場だったが、前半早々にいきなり出番がやってきた。原田のアクシデントでリカルド・ロドリゲス監督の指示もほぼ受けずに出場。それでも、「緊急出場というかすぐ入る形になりましたが、ミーティングだったりで自分の役割というのは頭のなかに入ってました」と振り返る。
しかし、前半29分にFWナ・サンホにクロスを入れられてしまい、FWテテ・イェンギのゴールで失点に絡んでしまう。後半は安定した守備対応と得意の攻撃参加でリズムを生み出したが、そのまま0-1で敗れて最下位に転落。「負けているので、良いか悪いかで言ったら悪いと思います」と自身の出来を明かした。
一方、ベンチスタートだったからこそ、気づいたこともあった。この試合ではボール保持率62%を記録したが、柏のポゼッションに対して町田はコンパクトな守備陣形で対応。枠内シュートはわずか2本に抑え込まれてしまった。中央から細かくパスをつないで打開を試みたが、ピッチを広く使えていなかった。
「特にきょうは一人一人がボールを持っている時間が長いなというか、それだと相手も揺さぶれないですし、スペースも生まれてこない。町田みたいにブロックを作るチームに対しては、有効的ではないなと思いました。そういったところを自分は外でも中でも感じていたので、そこをうまく伝えるところだったり、自分のなかで変えていくのはもっとできたのではないかなと思いました」
特に前半終盤、互いに中央でボールを失う形でカウンター合戦に。「もっと左右に揺さぶる方がスペースは空いてくると思うので、そこをもっとうまく使えていたら、相手の距離がもっと広がって、ああいう失うシーンというのは減ったのではないかなと思います」。好機もやってきたが、モノにできなかった。
急遽やってきたチャンスだっただけに、アピールしたいという思いは強かった。それだけに、「まだまだ相手の脅威にはなれていなかった」と自身への落胆も大きい。ワンタッチでの攻撃参加で組み立てたが、「その先は相手は怖くないと思うので、そこはもっと上げていかないといけない」と課題を口にする。
昨年6月に北海道コンサドーレ札幌から完全移籍で加入したが、「自分のパフォーマンスにまだまだ納得できていないですし、こういうときに勝たせられる選手にならないといけない」と馬場。「攻撃のところでも違いを出していかないといけないですし、まだまだだなという感覚の方が大きいです」と明かす。
そして、守備面の課題も強く認識する。カウンターでの一対一など「そういったシーンは、こういうサッカーをやっている以上、ゼロにはできない」と言い、「そういったときの守備対応だったり、一人で守らないといけないシーンは出てくるので、自分で守る力をもっともっとつけていきたい」と力を込める。
高い志を持って柏に移籍した24歳にとって、百年構想リーグは非常に重要な半年になる。持ち味の攻撃でも、「最後のフィニッシュのところと、アシストという数字に見えるところというのを、もっともっとこの半年は突き詰めてやっていきたい」と馬場。チームが苦戦するなか、ここで一皮むけたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)





















