3バック相手に苦戦「良くできませんでした」 問われるアイデア…浦和監督が語る敗因

浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】

スコルジャ監督「本日はゾーン3での連携が良くできませんでした」

 浦和レッズは3月14日のJ1百年構想リーグ第6節で東京ヴェルディと対戦して0-1の敗戦。今季初の無得点試合になり、マチェイ・スコルジャ監督は「ゾーン3での連携が良くできませんでした」と、課題を話した。

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 ここまでの5試合で勝ち点10、9得点してきた浦和だが、その共通点は相手が4バックを採用していることだった。サイドに張る選手をうまく使いながら突破する攻撃を見せていたが、この日は今季初めて3バックシステムを採用する相手との対戦になり、なかなか良さが出てこなかった。立ち上がりこそ左サイドから数回の突破を見せたものの、徐々に縦パスを狙われるようになり危険なカウンターを受け始める。

 そして前半14分、自陣でDF根本健太、MFマテウス・サヴィオ、MF柴戸海とつなぎに掛かったところでボールロストして逆襲されると、相手エースFW染野唯月に蹴り込まれた。指揮官は「ゾーン1で決定的なミスが2回ありました。1回目は難を逃れましたが、2回目は失点になりました」と嘆いた。

 このような危険な場面もあったが、一方で押し込んだ状態も作った。特に後半になると、FWオナイウ阿道とFWイサーク・キーセ・テリンを前線に並べたところへ放り込んでいく、半ばパワープレーに近いような攻撃も少なからず迫力は見せた。指揮官はこの状態だったチームについて「本日はゾーン3での連携が良くできませんでした。それは判断の間違いや、個人でやってしまう部分にもあったと思います」と話している。

 一方で、DF関根貴大は崩しの部分や選手交代が行われた後の共通認識について課題を語った。

「押し込んだときに、どう崩していくか。本当にまだまだだなっていうのは改めて感じたし、みんなが共有できていないところがたくさんあったのかなと思う。前からのプレッシャーに対してどう解放するかは、明確にみんなでミーティングしてトライしましたけど、押し込んだ後は正直、まだアイデアがないのが現状かなと。この(選手の)組み合わせが入ってきたらこうするという、全員が共有できるものが必要だっていうことじゃないかと思います」

 浦和が先制を許したのはこの試合が今季初めてだった。自陣から丁寧につなぐところが長所とは言えないなかで、5バックをベースにしたブロックを作った状態で構えられてしまう試合展開も自分たちを苦しくしただろう。しかし、この後の2試合は3バックを基本とする相手との対戦が続く。スコルジャ監督は「ゾーン2とゾーン3でのプレースピードを上げる必要はあると思います」と話したが、崩しの局面でアイデアをどれだけ共有できるのかは今後のリーグ全体を見ても問われることになりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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