昨季2位→まさかの5戦4敗「下振れしている」 主力が課題指摘「やりきって終わってほしい」

古賀太陽と小泉佳穂が守備での課題を指摘
柏レイソルは3月7日、17年ぶりとなる千葉ダービーをフクダ電子アリーナで戦ったが、1-2で敗れた。これで今シーズンは5試合を終えて4敗目。自分たちの志向する攻撃的なサッカーを体現しながらも、勝ちきれない状況が続いている。
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この試合で腕章を巻いた副キャプテンのDF古賀太陽は「ポジティブな要素はすごく多いゲームが続いているので、そこまでメンタルが重く左右されることはないかなと思います」と前置きしたうえで、「けれども勝てていない以上、修正しないといけないポイントはしっかり押さえないといけない。良いゲームができているからOKではなく、うまくいかない原因は突き詰めないといけない」と語り、現状を冷静に見つめた。
柏は試合を通してゴール前まで迫る場面を作りながらも、得点には結びつかなかった。古賀も「前半で1点入っていたらまた違った展開になっていたと思う」と振り返り、チャンスの数やゴール前に迫る回数に対して得点が少ないことに物足りなさを感じているという。決定力の課題は今季序盤から続いており、「点を取れていないからこそ、後ろはゼロに抑えないといけなかった。同じような試合を繰り返している印象がある」と反省を口にした。
それでも、攻撃のプロセス自体には一定の手応えがある。ただ、良い形でボールを運びながらもシュートで終われない場面が少なくない。古賀は「もう少しいろんなエリアからシュートを打っていかないといけない」と指摘。エリア内に人数をかければ守れるという印象を相手に与えないためにも、より多くの位置からフィニッシュに持ち込む必要性を強調した。
実際、自陣からパスをつないで相手ゴール前まで押し込むリカルド・ロドリゲス監督のサッカーは、非常に魅力的だ。一方で、シュートを打てそうな場面でもさらにパスを選択し、前線に人数を送り込もうとするシーンも見られた。
古賀は「フィニッシュまで行けずに相手ボールになったり、失ってカウンターを受けかける場面も起きている」と振り返る。「それだったらフィニッシュの質は置いておいても、やりきって終わってほしい。きれいに崩すだけがゴールではない。一回やりきることの重要性は大事だと思う」と語り、完全に崩しきる前のシュートも選択肢として持つ必要性を訴えた。
また、MF小泉佳穂は「セットプレーの失点は多すぎる。毎試合1点取られていると厳しい。そこは明確に課題」と守備面の問題も指摘。古賀も「映像を見ないと分からない部分もありますが、ブロックされていたり、危ない形でボールを入れられている場面もあった」と振り返り、「相手の狙いと質が伴った時にやられそうな印象はある。選手間でも話し合い、スタッフとも共有して一番危ない場所を守れる選択肢を持たないといけない」と修正の必要性を認めた。
苦しいシーズン序盤となっているが、柏は取り組みの方向性を変えるつもりはない。小泉は「東京V戦も10回打てば2、3回入るようなシュートが、1回目に来てしまっている。確率が下振れしている印象もあります。サッカーはそういうものだと受け止めています」と語る。昨季は逆に決定機を確実に仕留める“上振れ”もあったと振り返りながら、「こういうことはまあまあある」と現状を受け止めた。
流れに恵まれない試合が続いている柏だが、潮目が変わった時に昨季以上の強さを見せるための準備期間とも言えるのかもしれない。
(河合 拓 / Taku Kawai)





















