逸材18歳が吐露「危機感しかない」 1年目で大抜擢なのに…感じた「残っていけない」

仲山獅恩がプロ初スタメン(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
仲山獅恩がプロ初スタメン(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

東京Vの仲山獅恩「勝たせられていないのが自分としては一番悔しい部分」

 東京ヴェルディは3月7日、J1百年構想リーグ第5節で鹿島アントラーズと対戦し、0-2で完敗を喫した。今シーズンからトップチームに昇格したMF仲山獅恩は、昨季王者との一戦でプロ初スタメン。「危機感しかないです。勝たせられていないのが自分としては一番悔しい部分」と悔しさを隠さずに振り返った。

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 昨年のプレミアリーグEASTで16ゴールをマークし、得点王に輝いた仲山。トップ昇格を果たすと、前節の横浜F・マリノス戦で途中出場し、プロデビューを飾った。すると、鹿島戦では左シャドーでのスタメンに大抜擢。守備に回る時間が多いなかで積極的なプレーを見せたが、ハーフタイムでの交代となった。

「全体的な部分も自分も含めて、鹿島のほうがインテンシティが高く、強度高くプレーできている時間が長いと感じました。もっとポジショニングを早く取ることもそうですが、鹿島の選手はポジショニングやプレーの判断スピードすべてが速く、自分たちが後手、守備に回る時間ばかりになってしまいました」

 18歳と思えぬ落ち着きで、冷静に試合を分析した仲山。「逆に言えば、自分たちがもっと限定しながら、もっと圧力をかけられれば、もしかしたら逆の展開になっていたかもしれない。そういったところを肌で感じられたので、経験というわけではないですが次の試合でしっかり見せていきたい」と力を込めた。

 城福浩監督からは「45分間、出し切れ」との言葉で、送り出されたと明かす。「ゼロで抑えたかったですが、まだまだ足りないところが見えたので、練習からやっていくしかないです。特にこれといって言われたことはないですが、出し切れなかったので、チームに迷惑をかけたなと悔しいです」と肩を落とした。

 昨シーズン王者の鹿島のスタメンには、Jリーグを代表する豪華な布陣が並ぶ。特にMF柴崎岳なんかはテレビで見ていた世代だが、「誰がどうこうというのはないです。鹿島さんは強かったなという単純な印象しかないので、特定の選手については特にありません」。気後れすることはなく、堂々と渡り合った。

 今季5試合目で初スタメンに抜擢されたにもかかわらず、「危機感しかないです。勝たせられていないのが自分としては一番悔しい部分」と仲山。ゴールとアシスト、そして守備に「こだわっていきたい」と言い、「結果を残さないと残っていけない舞台だと思うので、プレーで見せていきたいです」と話した。

 昨年からトップチームに練習参加していたが、「やっとだんだん慣れてきたなと感じています。一人ひとりの特徴も把握していますし、もう少し前線の3トップで良い連携ができれば、良い攻撃が始まると思います」と手応えも感じている。18歳ながら高い言語化能力で、チームと自身の立ち位置を言葉にした。

 身長170センチだがボール扱いに長け、主将のMF森田晃樹からも学ぶ。「晃樹くんはボールを失わないですし、運動量も豊富。球際もあの身長と体重であれだけ強度高くやれている。自分も早くあのような戦いができるようになればいいなと思います」。絶対的な存在として並び立つ日も、そう遠くないはずだ。

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