2年2カ月ぶり代表戦で乾が圧巻のプレー! “楽しさ”表現も「結果を出さないと意味がない」

シリア戦の後半途中から出場、左サイドからチャンスを何度も演出

 バルセロナ相手に2得点を奪った男が、久々にブルーのユニフォームを身にまとい躍動した。エイバルのFW乾貴士が、2年2カ月ぶりの日本代表復帰でアピールに成功した。国際親善試合のシリア戦で後半途中から投入されると、チャンスを何度も創出。得点にこそ絡めなかったものの、アピールに成功したアタッカーは「楽しさ」あふれるプレーを見せつけた。

「楽しくはできました。ただ勝ちにつながらなかったのは反省点です。楽しくやるなかで、結果を出さないと意味がない」

 シリア戦後、乾はこう語った。試合はMF香川真司が左肩を痛めて前半10分で途中交代し、後半3分に先制点を許す苦しい展開に。同13分にMF今野泰幸の同点ゴールで追いついた直後、乾はFW原口元気に代わって投入され、左サイドのアタッカーに配置された。

「(監督からは)どんどん裏を狙えと言われていました。ただ裏ばっかり狙っていても、ちょっときついかなと思ったので、慌ただしい時間が続いていたというか、そのなかでミスが増えていた。落ち着かせるところは落ち着かせながらやらないといけないと。落ち着きながら、判断を早くする」

 バヒド・ハリルホジッチ監督からの指示だけでなく自身の判断も尊重した乾。後半15分には相手マーカーをものともせずにドリブルで持ち運んだ。そして同32分には、サイドチェンジから絶妙のトラップでボールを収めると、ダブルタッチで相手マーカーを交わしてフィニッシュまで持ち込むなど、持ち味を存分に発揮した。

 

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