上田綺世は「世界でもトップレベル」 元日本代表が衝撃告白…覚醒した要因と“意外な縁”

フェイエノールトで活躍する上田綺世【写真:Pro Shots/アフロ】
フェイエノールトで活躍する上田綺世【写真:Pro Shots/アフロ】

安田理大氏とハーフナー・マイク氏が上田綺世を分析

 6月開幕の北中米ワールドカップ(W杯)で優勝を目指す日本代表。グループステージF組の初戦で激突するのが、FIFAランク7位の強豪・オランダ代表だ。かつてオランダ・エールディビジのフィテッセで共闘した元日本代表DF安田理大氏と同代表FWハーフナー・マイク氏が、現地で活躍する後輩の姿に熱い視線を送った。2人が語る「新・オランダ組」のリアルと、エース進化の裏側に迫った。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

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 今、オランダの地で最も熱い視線を浴びているのは、フェイエノールトの絶対的エース・上田綺世。前半戦だけで18得点という驚異的な数字を叩き出し、ハーフナー・マイク氏がADOデン・ハーグに所属していた2015-16シーズンに記録した16得点の日本人最多記録を超えた。その数字は、各国のエースたちが国内リーグ戦で決めたハリー・ケイン(20得点)、アーリング・ハーランド(19得点)、キリアン・エムバペ(18得点)という世界最高峰のストライカーたちと肩を並べる。

安田理大(以降、安)「それぐらい数字で周りを黙らせた。シュートのパンチ力だけで言うと、これはもう世界でもトップレベルやと思う。インパクトの瞬間の力の入れ方、ボールを当てる技術が凄すぎる」

ハーフナー・マイク(以降、ハ)「昨シーズン途中まではエースの(サンティアゴ・)ヒメネス(現ACミラン)がいて途中出場が多かったけど、今年は周りが(上田の)タイミングに合わせるようになった。現地の厳しい『ご意見番』たちも手のひらを返して認めざるを得ない状況に追い込んだ。18点取ってたら、ボールが勝手に集まってくる」

 上田の快進撃を支える要因の1つとして、ハーフナー氏から驚きのエピソードが明かされた。上田の通訳を務めるのがハーフナー氏の実姉だ。

ハ「一応、オフ・ザ・ピッチでの通訳を姉がやっています。姉はめちゃくちゃ頭が良くて、オランダ語、英語、日本語の3か国語が話せる。全て僕より10ランク上です(笑)。今年、渡辺剛選手が入ってほかの選手ともコミュニケーションが取りやすくなったと思う。ほかの選手との関わりも増えていい雰囲気になっているかなと思いますね」

安「ファン・ペルシー監督はもうずっと上田綺世いいって言っている」

ハ「去年から、彼は本当になんでも持っているし、みたいなね。右足、左足、ヘディングでも点を取れるしストライカーが欲しい要素は全部兼ね備えている。パンチの強いシュートもある」

安「俺は法政大学時代の上田綺世とジェフの時に練習試合した。当時から注目されていたし、こっちもプロでもう何年もやってきたから。いや、どんなもんやねん、と。こいつ1回削ったろうぐらいの感じで行ったら、めっちゃ強かった。それで2点ぐらい取られた(笑)。すげえな、と思った。欧州でトップスコアラーっていなかったから、こういう選手が出てくると日本代表としてももう1ランク上にいくんかなと思う」

ハ「シーズン30点はいってほしい」

 欧州の猛者たちと渡り合い、数字で黙らせるストライカーの出現は、日本サッカー界が長年待ち望んだ答え。前人未到の大記録の先に、オレンジ軍団を沈める一撃が待っている。

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